劇的なCL決勝進出を決めたソン・フンミン「負ける気がしなかった」【現地インタビュー】

ソン・フンミンが生涯初めてのUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出を成し遂げた後、“信念”について話した。第1~2戦の合計0-3で大きくリードされたときも、勝つことができるという信念を見失わなかったことが、“奇跡”の原動力になったことを強調した。

トッテナムは5月9日、アヤックスとのCL準決勝・第2戦で3-2の逆転勝ちを収め、クラブ史上初のCL決勝戦進出を決めた。試合後半、ルーカス・モウラがハットトリックを達成する大活躍で、劇的な逆転劇が起きた。

5月1日にホームで行われた第1戦を0-1で落としたトッテナムは、最終的に第1~2戦合計3-3とし、アウェーゴール差で決勝進出に成功した。

試合終了直後ピッチに横たわって決勝進出の感激を満喫したソン・フンミンは、「信じられない。このような試合をしたことがない」と大逆転の歓喜を伝えた。

(写真=トッテナム公式Twitter)大逆転に歓喜するトッテナムの選手たち

以下、ソン・フンミンとの一問一答。

―チャンピオンズリーグ決勝進出の感想は?

本当に信じられない。チャンピオンズリーグで困難な道を乗り越えたと思う。選手みんなが本当に頑張ってくれた。前半0-2とリードされた状況でもあきらめなかった。誰でも、どの選手でもゴールが決まって誇りに思っている。信じられない。このような試合をしたことがない。誇りに思う。決勝戦なので、それが最も重要なことだ。

―決勝は多くの選手が夢見る舞台だ。韓国人選手としてはパク・チソンに続き2番目だ。

あまりにも特別だ。僕も夢に見た。チャンピオンズリーグに出場したい選手が、どれだけ多いことか。決勝まで行く道は本当に険しい。強いチームに勝たなければならない。簡単なこととは思わない。もっと責任感を持って、決勝戦に臨まなければならないようだ。

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―ポチェッティーノ監督は試合前、選手たちに「ハーフタイムでは心から湧き出る言葉を伝える」としていた。

特別な言葉はなかった。チャンスが来たときに決めれば、勝つことができるとおっしゃった。前半もそうだし、チャンスはあったが決められず、困難な試合になった。僕たちは個人の能力もあり、良い選手が揃っている。それを信じていた。後半の早い段階で、挽回するゴールが生まれ、自信を持って試合をひっくり返すことができた。

試合直後、インタビューに応じるソン・フンミン

―前半0-2とされたが、逆転する信念があった。

そうだ。試合は90分間ある。いつゴールが入るかわからない。1秒で生まれるのがゴールだ。2-2になったときも負ける気がしないほど、みんな信念を持っていた。ルーカスが決勝まで導いてくれて、本当に感謝している。すべての選手に感謝したい。

―後半開始前にダニー・ローズやデレ・アリと話していた。

特別な話ではない。ピッチでとある状況を作ってみようという話をした。

―残すは決勝戦(6月2日)。相手はリバプールだ。

リバプールとは、たくさん対戦した。プレミアリーグでも試合をした。強いチームを相手にする、もうひとつの“旅程”だ。負傷した選手たちも戻ってくるという。しっかり準備して、決勝で良いプレーを見せたい。

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