引退を表明しているキム・ハヌル(33)が、韓国女子ツアーで現役最後の大会に臨んでいる。
11月12日から14日までの3日間にかけて、江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)のラビエベルCCで行われる韓国女子ツアーの「SKスィルドス・SKテレコム・チャンピオンシップ2021」(賞金総額10億ウォン=約1億円)。
韓国通算8勝、日本通算6勝の記録を持つキム・ハヌルは、今大会が引退前最後の大会となっている。
第1ラウンドが行われた12日、キム・ハヌルは肌寒い天気にもかかわらず、オレンジ色のシャツだけを着て試合に臨んだ。ラウンドを回っている最中には、会場に訪れた取材陣に手を振るなど、明るい姿が見る者の目を引いた。
キム・ハヌルは11日に行われたメディアデーで、「良いゴルフ選手に成長させてくれた韓国女子ツアーで最後の大会を行えることに意味を感じています。寒さに弱いので成績が心配ですが、最後まで笑顔と明るいエネルギーをたくさん発散したいです」と話していた。
なお、キム・ハヌルは第1ラウンドを2バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの5オーバーで「77」とし、暫定62位タイで終えている。
◇キム・ハヌル プロフィール
1988年12月17日生まれ。韓国・京畿道出身。身長170cm。ハイト眞露所属。2006年に高校3年生ながらプロデビューを果たすと、2012年に賞金女王に輝く。2015年からは日本ツアーに参戦し、2016年にメジャー制覇を達成。2021年10月に現役引退を表明し、同月に行われた「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」が日本での最後の大会となった。その笑顔の美しさから“ほほ笑み女王”や“スマイルクイーン”などと呼ばれている。
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