サンフレッチェ広島を相手に“大番狂わせ”再び…ACLで躍動する大邱FC

2019年04月10日 サッカー #ACL

大邱FCがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を通じて、もう一度“大番狂わせ”を狙う。今回の相手は、Jリーグで首位を走るサンフレッチェ広島だ。

大邱FCは4月10日午後7時、エディオンスタジアム広島で、サンフレッチェ広島とACLグループステージ第3戦を行う。グループステージ2連勝でF組1位の大邱FCは、広島遠征で勝利を収めた場合、16強進出の可能性が非常に高くなる。

今季創立後初めてACLに出場した大邱は、F組のダークホースに浮上した。グループステージ第1戦のオーストラリア遠征でメルボルン・ビクトリーに3-1逆転勝ちすると、続く第2戦では広州恒大(中国)を3-1で下した。

大邱の立場からすれば、ACLを通じてアジアの強豪クラブを次々と制圧する大番狂わせを続けている。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)大邱FC

メルボルン・ビクトリーは、昨シーズンのオーストラリアAリーグの優勝チームだ。今シーズンを前に、元日本代表のMF本田圭佑とスウェーデン代表のFWオラ・トイヴォネンを迎え入れながら、アジア制覇の意思を見せた。

メルボルンはここ6年間で4度ACL本戦に出るほど経験が豊富なので、大邱にとっては厳しい相手だった。しかし大邱はアウェーで先制点を奪われながらも逆転し、ACL初勝利を上げた。

広州恒大は中国スーパーリーグを超えて、アジアの強豪として評価されている。ACL優勝を2回経験し、2011年から7シーズン連続でスーパーリーグ優勝を果たしている。何よりもクラブの予算は、大邱の10倍近い。

「ダビデとゴリアテ」の対戦と呼ばれたグループリーグ第2戦で大邱は、パウリーニョやタリスカといった外国人選手が布陣する広州恒大を相手に完勝し、ファンを驚かせた。

【関連】本田圭佑やフェライニもいたが…ACL「外国人選手対決」は韓国Kリーグが“判定勝ち”だ

今回の相手は、Jリーグ首位のチームである。サンフレッチェ広島は最近、リーグ4連勝で勢いに乗っている。広島の強みは、しっかりとした攻守のバランスだ。リーグ6試合でわずか1失点に過ぎない。計7得点と爆発力はそれほどでもないが、勝つための戦力は整っているとの評価だ。

今回の広島戦では、3月中旬の広州恒大戦でふくらはぎを負傷した大邱のストライカー、エドガルの復帰が見込まれている。エドガルは広州恒大戦まで、4試合連続ゴールを達成するほど高い決定力を見せていた。エドガルの復帰は大邱FCにとって、大きな力になると考えられる。

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