キム・ヨンギョンら女子バレー韓国代表が帰国も…ファン殺到で空港は“密”状態に【現地取材】

東京五輪を終えた女子バレー韓国代表が、帰国現場で人気の高さを実感した。

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女子バレー韓国代表は8月9日午後、仁川(インチョン)国際空港第2ターミナルを通じて韓国に入国した。

代表チームは今回、東京五輪でベスト4という期待以上の成績を挙げた。その過程でドミニカ共和国や日本、トルコなどを劇的に撃破し、多くの国民に感動を届けた。

キム・ヨンギョン(33)という大衆的スターだけでなく、キム・ヒジン(30)やキム・スジ(34)、パク・ジョンア(28)などほかの選手も認知度や人気を得ることになった。

帰国現場では、代表選手たちの人気の高さを体感することができた。

この日、選手たちは午後8時頃に到着予定だったが、すでに数時間前から多くのファンが入国場を埋め尽くしていた。さまざまな垂れ幕やプレゼント、花束を手にしたファンが“東京の英雄”の到着を待っていた。そこに取材陣まで入り混じり、数百人がごった返した。

午後9時過ぎ、韓国国旗を持ったキム・ヨンギョンを筆頭に代表選手たちが姿を現すと、天井を突き破るような歓声が入国ロビーに響き渡った。

(写真=聯合ニュース)韓国に帰国した女子バレー韓国代表

その後、大韓体育会、韓国バレーボール協会が主催した簡単なイベントを終え、キム・ヨンギョンの記者会見が行われたが、会見はまるでトークショーのようだった。ただ、キム・ヨンギョンは持ち味のショーマンシップを発揮し、現場を行ったり来たりした。それだけでなく、機転の効いた発言と行動で呼応を引き出した。

キム・ヨンギョンは「こうして韓国に帰ってきて空港に来て見ると、多くの方々が応援してくれて、支えてくれていることをもう一度感じることができた。女子バレーが良い活躍を繰り広げながら、今後も人気と関心を続けていってほしい」と伝えた。

ただ、キム・ヨンギョンに対する反応だけが熱かったわけではなかった。キム・ヨンギョンが記者会見を始める前、残りの選手は移動のために空港を後にしたが、このとき、少なくない数のファンがほかの選手を見るために早く席を移す姿を目にすることができた。女子バレー韓国代表全体の人気が上昇したことを実感できる場面だった。

“新型コロナ防疫規則”はほとんど守られず

現場を統制していた関係者は、「新型コロナウイルスの感染拡大以降で、空港でこうした姿を見た記憶はない。東京五輪期間中にアーチェリーやフェンシング代表が入国したときも、歓迎する人こそいたが、これほどではなかった」と話した。

ただ、新型コロナによって首都圏に「社会的距離確保措置」が維持されているなか、防疫規則がほとんど守られなかったことが残念だ。

女子バレー韓国代表を待つファンでごった返した仁川国際空港

現場では社会的距離を確保することが事実上不可能になり、空港に設置された統制ラインを無視するファンもいた。さらには、室内で大きな声で歓呼するなど、無秩序な行動が続いた。

そのうえ、女子バレー韓国代表以外の入国者が移動するのに不便を感じるほど、現場では統制が取れていなかった。

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