卓球男子団体準決勝、韓国が中国に0-3の完敗…3位決定戦で敗れれば東京五輪ノーメダルが確定

2021年08月04日 スポーツ一般 #東京五輪

中国の壁は、想像以上に高かった。

チャン・ウジン、チョン・ヨンシク、イ・サンスで構成された男子卓球韓国代表は8月4日、東京体育館・第1コートで行われた東京五輪・男子団体準決勝で、中国に0-3の完敗を喫した。

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2008年の北京五輪以降、4大会連続で準決勝進出に成功した韓国は、2012年ロンドン五輪の銀メダル以上の成果を狙ったが、最強・中国の高い壁の前で挫折した。韓国は、日本とドイツの準決勝の敗者と3位決定戦で対戦する。

この銅メダル決定戦で敗れれば、韓国は卓球で今大会、ノーメダルに終わる。

第1、第2試合では1ゲームも取れず惨敗

男子団体準決勝で中国は、世界ランキング1~3位である樊振東、許昕、馬竜が出場した。馬竜と樊振東は、東京五輪のシングルスでも、それぞれ金メダルと銀メダルを獲得した。それほど隙がないメンバーだ。

(写真=聯合ニュース)ダブルスに出場したイ・サンス&チョン・ヨンシク

韓国は第1試合のダブルスに、イ・サンス&チョン・ヨンシクで臨んだ。しかし許昕&馬竜は想像以上に強かった。“ダブルスの神”と呼ばれるほど中国2人の呼吸は合っていた。第1、2ゲームを相次いで5-11で奪われ、第3ゲームではイ・サンスの攻撃が冴えて追撃を試みたが、8-11まで。期待されたダブルスで、1ゲームも取れずに完敗した。

第2試合に臨んだチャン・ウジンは、世界ランキング1位の樊振東に食らいついた。第1ゲームは7-7まで並んだが、そこから連続で4点を奪われて落とした。第2ゲームでもチャン・ウジンは序盤、5-0までリードしたが、中国のバックハンドを防ぐことができず9-11の逆転負け。第3ゲームは14-14のデュースまでもつれたが、最終的には14-16で落とし、0-3で敗れた。

後がない韓国の第3試合には、イ・サンスが出場。馬竜に第1、第2ゲームは奪われるが、第3、第4ゲームを取り返して意地を見せた。が、そこまでだった。イ・サンスは第5ゲームを6-11で落とし、2-3で敗れた。

韓国は中国を相手に力の違いを見せつけられた。銅メダルをかけた2位決定戦は、8月6日11時から行われる。韓国卓球が東京五輪をノーメダルで終えるのか、注目だ。

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