韓国との親善試合で負傷したコロンビア代表ミナ、所属クラブの監督が激怒

2019年03月29日 サッカー #欧州サッカー

コロンビア代表DFジェリー・ミナ(エヴァートン)が韓国とのAマッチで負傷し、ウェストハム戦に欠場することになった。

エヴァートンのマルコ・シルバ監督は3月31日のウェストハム戦を前に行われた記者会見で、ミナの負傷とウェストハム戦の欠場を伝えた。

英メディア『タイムズ』は3月29日(日本時間)、「シルバ監督がこのような一連の出来事で、深い挫折を味わった」と報じた。シルバ監督はこの日の記者会見で、「ミナの負傷と欠場は、彼とエヴァートン全員に良くないニュースだ。深刻だ。ミナは深刻な負傷を経験し、容易ではないシーズンを送ることになった」と、もどかしさを伝えた。

続いて「私たちはミナがコロンビア代表に選出される前に、2試合を戦うのは危険であることを知っていた」とし、「私たちはコロンビア代表に、ミナがチェルシーと90分間試合をした後、短期間で2試合に出場するのは危険だと忠告した。しかし彼らを止めることはできなかった」と、コロンビア代表を批判した。

ジェリー・ミナ

ミナは去る3月26日、ソウルワールドカップ競技場で行われた韓国との親善試合に先発出場した。彼はハムストリングの負傷で、前半43分に途中交代している。

ミナは昨夏にバルセロナからエヴァートンに移籍した後、足の怪我とともにシーズンを開始し、3カ月間の休養を設けながら怪我の回復に努めた。長い休養と負傷のため、彼は15試合241分しか出場できなかった。

休養後のミナは、ニューカッスルとの試合に15分間出場。そして日本や韓国と対戦する前である3月17日、チェルシーとの試合にフル出場し、チームの2-0の勝利に貢献した。

シルバ監督はミナのコンディションを心配し、彼の祖国であるコロンビアにその懸念を伝えていた。にもかかわらずミナは、3月22日に日本で行われた親善試合にフル出場した。結局、ミナの無理な復帰は韓国戦で重傷をもたらし、ウェストハム戦の欠場につながった。

【関連】韓国に惜敗コロンビア代表監督「日本戦と韓国戦は違った。韓国は日本より…」

一方、欧州サッカー専門メディア『90MIN』によると、エヴァートンの関係者は「まだ楽観視する余地はある。何週間かかるかはわからないが、シーズンが終わるまでにまたミナが私たちと一緒にトレーニングし、青いシャツを着て試合に出ることを期待している」と話したという。

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