ハマスタに発令された「ホームラン注意報」…野球韓国代表が警戒すべき“一発”と“風”【東京五輪】

野球韓国代表に“ホームラン注意報”が発令された。

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キム・ギョンムン監督率いる韓国は7月29日、横浜スタジアムで行われた東京五輪・野球競技のオープニングラウンド初戦でイスラエルと対戦し、10回延長の末に6-5で劇的な勝利を収めた。

この日は韓国とイスラエルがそれぞれ3本ずつ本塁打を放つ“乱打戦”となった。特に、韓国の5失点はすべて本塁打だった。

(写真=聯合ニュース)イスラエルに勝利した野球韓国代表

最初の本塁打を放ったのはイスラエル。3回表、イアン・キンズラー(39)が韓国の先発ウォン・テイン(20)から先制となる2ラン本塁打を放った。その後、韓国は4回裏にオ・ジファン(31)の同点2ランで追いついたが、2番手で登板したチェ・ウォンジュン(26)が6回表にライアン・ラバーンウェイ(33)の2ランを許してしまう。

それでも、7回裏にイ・ジョンフ(22)とキム・ヒョンス(33)の2者連続本塁打で同点に追いつくと、オ・ジファンの適時二塁打で5-4の逆転に成功した。

しかし、9回表に登板した抑えのオ・スンファン(39)が痛恨の同点本塁打を許したことで、試合は延長タイブレークにもつれ込んだ。ただ、最後は二死満塁の場面でのヤン・ウィジ(34)の押し出し死球で、韓国のサヨナラ勝ちとなった。

韓国対イスラエルが行われた横浜スタジアムは、ホームプレートから外野フェンスまでの距離(左右94メートル、中央118メートル)が相対的に短い球場だ。

韓国プロ野球KBOリーグで最も本塁打の数が少ないチャムシル球場でも、左右100メートルに中央125メートルとその差は大きい。同日の試合では外野方向に向かって吹く風の影響もあり、本塁打を放つのに十分な環境が作られていた。

もっとも、長打を与えないための投手の努力が求められたとはいえ、打線の凝集力も重要だった。韓国はピンチの度に痛快な本塁打で救われたが、オ・ジファンが7回に放った二塁打を除けば、適時打は1本も出なかった。11安打、12残塁という数字も出ている。

韓国は、来る31日に横浜スタジアムで行われる第2戦でアメリカと対戦する。同日、別組の日本がメキシコ相手に勝利した場合は、8月2日のノックアウトステージで“日韓戦”が繰り広げられる。

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