韓国テコンドー界の“怖いもの知らずの新鋭”と呼ばれるチャン・ジュン(21)が、初の五輪で銅メダルを獲得した。
チャン・ジュンは7月24日、千葉の幕張メッセAホールで行われた2020東京五輪テコンドー男子58キロ級銅メダル決定戦で、ハンガリーのオマル・サリム(18)を46-16で下した。
同階級で世界ランク1位のチャン・ジュンは金メダルの有力候補と目されていたが、4強でチュニジア代表のモハメド・カリル・ジェンドゥビ(23位)に19-25で惜敗。しかしこの敗北に意気消沈せず、3位決定戦で実力を発揮し、第2ラウンドだけで26点を決めた。
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高校生だった2018年のワールドグランプリ大会で最年少優勝を果たしたチャン・ジュンは、2019年には初出場した世界選手権で優勝し、今回初のオリンピックへと挑戦。金メダル獲得はならなかったものの表彰台に上がり、韓国テコンドー界の次世代の看板選手であることを立証してみせた。
なお女子49キロ級のシム・ジェヨン(26)は、準々決勝で日本の山田美諭(27)に7-16で敗れ、メダルの獲得はならなかった。
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