元ガンバ大阪FWファン・ウィジョ(28、ボルドー)が、オーバーエイジ枠で臨む東京五輪に向けた意気込みを語った。
ファン・ウィジョは7月2日、U-24韓国代表が招集された坡州(パジュ)サッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)でメディアの取材に応じた。
U-24韓国代表率いるキム・ハクボム監督とはKリーグの城南(ソンナム)FC時代に師弟関係を築いたファン・ウィジョ。今回、オーバーエイジで出場して2度のハットトリックを達成し、韓国の金メダル獲得に貢献した2018年ジャカルタ・アジア大会以来にキム監督と再会した。
ファン・ウィジョは東京五輪出場のために自らクラブを説得するなど、キム監督とともに臨むオリンピックに並々ならぬ意志を燃やしている。彼は「選手としてプレーしてみたかった大会だ。良い思い出になるだろうと思い挑戦したかったし、クラブも許可してくれた」と、来る本大会への期待感を示した。
キム監督は東京五輪最大の課題として日本現地の芝生への適応を明かす。実際、6月のU-24代表招集では練習場の芝を短く刈り、水も普段より多めに撒くなど、現地に似た環境作りへ注力している。
もっとも、ファン・ウィジョは2017年から2019年までの3シーズンをガンバ大阪で過ごしているため、日本でのプレーは問題ないだろう。「練習のときにも話をするが、日本の芝はとても短く刈られているので選手も苦労するはずだ。天気ももっと蒸し暑い」と自身の経験を語る。
今回選ばれたU-24韓国代表メンバー22人のうち、センターフォワードを主戦場とするのはファン・ウィジョが唯一。東京五輪世代の同ポジションにはFWオ・セフン(22、蔚山現代)、FWチョ・ギュソン(23、金泉尚武)ら常連メンバーがいたが、キム監督は2人を選外とする大胆な決断を下した。
ファン・ウィジョは「フォワードとしてすべき仕事に最善を尽くす。ゴールを生み出す過程で一生懸命走ることが目標だ」と強調した。
韓国は東京五輪でニュージーランド、ルーマニア、ホンジュラスと同じグループBに入った。キム監督は東京五輪の目標を銅メダルを獲得した2012年ロンドン五輪以上と宣言している。
ファン・ウィジョは最後に、「やってみなければわからないが、この練習期間に連携を深め、1試合1試合に最善を尽くさなければならない」と力強く語った。
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