北朝鮮がオリンピックに続き、ワールドカップ予選とアジアカップまで放棄することになった。
アジアサッカー連盟(AFC)は5月16日(日本時間)、公式ホームページを通じて「北朝鮮サッカー協会の2022年カタールW杯アジア地区2次予選と2023年AFCアジアカップの不参加が確定した」と発表した。
北朝鮮はすでに4月末、AFCに公文書を送り、ワールドカップ予選に参加しないという意思を表わした。これによって北朝鮮はワールドカップ本線出場も放棄したことになる。アジア地域2次予選はアジアカップ予選を兼ねているため、アジアカップ出場も不可能となる。
北朝鮮は韓国、トルクメニスタン、レバノン、スリランカとグループHで2次予選を行っていた。ここまで5試合を消化し、2勝2分1敗を記録した。
すでに予選スケジュールの半分以上を消化したが、北朝鮮は新型コロナのなかでの国際大会参加を次々と拒絶している。東京五輪の不参加もいち早く宣言した。AFCは北朝鮮の参加のために動いて説得を続けたが、結果は変わらなかった。
北朝鮮が2次予選に参加しないことが決まり、来る6月に韓国で開催されるグループHの日程も変更される。韓国は当初、北朝鮮戦を含めて4試合を行う予定だったが、3試合だけ行うことになる。他の国も同じだ。韓国では計5試合が行われる。
AFCは「グループHの順位などの詳細については後日発表する」と明らかにした。
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