韓国女子ツアーの2021シーズン第4戦「第7回キョチョンハニー・レディースオープン」(5月7~9日、賞金総額6億ウォン=約6000万円)が、5月7日に第1ラウンドを終えた。
午前6時50分に最初の組が出発した今ラウンドは、雨と強風の伴う悪天候の中行われた。
一時は落雷による1時間の中断もあったが、出場選手132人中131人(うち1人は10番ホール終了後に棄権)が無事に18ホールを回り切った。
第1ラウンド終了時点で首位に立ったのは、今年でプロ転向7年目を迎えるチ・ハンソル(24)だ。彼女は6バーディ・0ボギーの好調ショットで6アンダーとし、単独首位に躍り出た。
チ・ハンソルの韓国女子ツアー優勝回数はたった1度のみで、それも2017シーズン最終戦の「ADTキャップス・チャンピオンシップ2017」まで遡る。
今シーズンはここまで行われた3大会すべてに出場。開幕戦の「ロッテレンタカー女子オープン」こそ予選脱落となったが、第2戦「ネクセン・セントナインマスターズ2021」では38位タイ、今シーズン初メジャーの第3戦「CreaS F&C 第43回KLPGAチャンピオンシップ」では13位タイをマーク。
大会を重ねるごとに調子を引き上げて来ているだけに、第1ラウンドでの好調を継続できるかがカギとなるだろう。
チ・ハンソルは第1ラウンド終了後のインタビューで、「天気予報が良くなくゴルフ場に上がるのがおっくうだった」と率直な心情を明かしつつも、「実際にプレーしてみると思ったより風が悪くなく、グリーンも柔らかくて良い結果を出せた」と満足感を示した。
ラウンドをノーボギーで終えられたことについては「オングリーンを目標にプレーした」とし、「グリーンに乗せた際にパーセーブしやすい状況を作った。だから自然とピンチの状況も迎えなかった。少し運もあったと思う」と謙虚に振り返った。
今大会の目標を「優勝」と断言したチ・ハンソルは、「第2ラウンドでさらに3打減らしたい。”ADTキャップス・チャンピオンシップ2017”ではノーボギーで初優勝できた」とし、「今日もノーボギーだったので調子が良さそうだ」と自信を見せた。
先週まで行われた「CreaS F&C 第43回KLPGAチャンピオンシップ」で優勝し、2年連続でメジャークイーンに輝いたパク・ヒョンギョン(21)は、4バーディ・2ボギーの2アンダーとし、首位と4打差の9位タイにつけた。
同順位には第3~5回大会優勝者のキム・へリム(31)をはじめ、チェ・ヘジン(21)やチョ・アヨン(20)など計14選手が並んだ。
ほかでは、今シーズン開幕戦王者のイ・ソミ(22)がイーブンパーで40位タイ、第2戦を制し5シーズン連続優勝を達成したパク・ミンジ(22)が2オーバーで67位タイ。前回大会王者のパク・ソヨン(28)は4オーバーの111位タイと出遅れたスタートとなった。
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