チョ・ヒョヌはさすがだった。アジアの舞台でも彼の存在感は光っていた。
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に初出場した大邱FCは、GKチョ・ヒョヌの好セーブに導かれて、ACLで貴重な初勝利をあげた。
大邱は3月5日、オーストラリアで行われたメルボルン・ビクトリーFC(オーストラリア)とのACLグループステージ・グループF第1戦を3-1の逆転勝ちで制した。創設16年でACLに初出場した大邱は、そのデビュー戦を見事に飾り、クラブの新しい歴史を刻んだ。
同試合では、大活躍した“ブラジル人デュオ”のエドガル(1ゴール、1アシスト)とセシーニャ(1ゴール、2アシスト)がスポットライトを浴びた。しかしメルボルン戦の隠れた英雄は、チョ・ヒョヌだ。
チョ・ヒョヌは試合の重要な場面で何度も好セーブを見せ、相手の勢いを削いだ。
0-0で拮抗していた前半13分、コスタ・バーバルーゼスのヘディングシュートがゴール隅に向かったが、チョ・ヒョヌが体を飛ばしてパンチングして失点を防いだ。セシーニャの同点ゴールで追いついた後の前半40分には、ゴール前に走りこんだ本田圭佑のシュートを防いで追加点を許さなかった。
後半17分や同24分にも、オラ・トイヴォネンが決定的なシュートを放ったが、いずれもチョ・ヒョヌが防ぎ、試合の流れが完全に大邱に傾いた。
チョ・ヒョヌは昨シーズン後、海外進出への意志が強かった。