アンダーパースコアを知らせる「幸運の潮流3兄弟」バーディ、イーグル、そしてアルバトロスは、記録した選手とゴルフファンに喜びとスリルをもたらす嬉しい存在だ。
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先日終了した韓国女子ツアーの2021シーズン開幕戦「ロッテレンタカー女子オープン」では、合計776個のバーディと10個のイーグルが誕生した。
今後30大会を残している韓国女子ツアーでは、どれだけ多くのバーディやイーグルが記録されるかに注目が集まっている。
史上最多のバーディが出たのは2016シーズンで、キム・ミンソン5(26)が計359個のバーディを記録した。
キム・ミンソン5は誰よりも多くのバーディを記録すると同時に、同年5月の「第5回KG・イーデイリーレディースオープン」で優勝を果たすなど、華やかな1年を送った。
昨シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響で例年より大会数が減ったが、それでも1年通して計15464個のバーディが誕生。
なかでもイム・ヒジョン(20)が237個のバーディを記録し、“バーディ・クイーン”のタイトルを得た。
イーグルは昨シーズン、韓国女子ツアーで計117個生まれ、キム・アリムとイ・ヒョリンが最多の計5イーグルをマークした。
1シーズン最多イーグルを記録したのはジャン・ハナ(28)。彼女は2013シーズンに計9イーグルを挙げると、同年シーズンは4度優勝を達成。自身の年間最多優勝記録とともに歴代最多イーグルを記録した。
アルバトロスはイーグルやバーディと比べてかなり珍しい存在と言える。特に、昨シーズンはイ・ジョンウン6(24)が「ISドンソ釜山オープン」第1ラウンドで生涯に一度出るか出ないかのようなアルバトロスを奪ったことで大きな話題となった。
イ・ジョンウン6のほかに韓国女子ツアーでアルバトロスを記録したのは、パク・ソンジャ(56)、ペ・ユンジュ(48)、オ・ミソン(38)、ソン・ヘギョン(42)、ネリー・コルダ(22、アメリカ)、チョン・ウリ(24)ら計7人だけだ。
ちなみに、ホールインワンが最も多く出た年は2017シーズン。同年は計28個のホールインワンが誕生し、韓国女子ツアー史上最多を記録した。次点は2019シーズンの21個である。
2020シーズンは18個のホールインワンが生まれたが、その内4個が国内開幕戦「第42回KLPGAチャンピオンシップ」で記録された。同大会では3個のホールインワンが同じホールから出たため、さらに大きな驚きがもたらされた。
現時点で個人最多ホールインワンの記録を持つのはヤン・スジン(29)で計5回。昨シーズンの「SKテレコム・ADTキャップスチャンピオンシップ2020」で4度目のホールインワンを達成したアン・ソンイ(30)が今シーズンも成功できれば、ヤン・スジンとタイに並ぶことができる。
史上最高額の賞金規模で行われる韓国女子ツアーでは、賞金レースの行方や出場試合数、首位争いなど、さまざまな面で記録の更新に注目が集まっている。
来る4月22日から4日間にかけて行われる「ネクセン・セントナインマスターズ2021」でも、どんな記録が誕生するかに今から関心が寄せられている。
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