韓国Kリーグ2(2部)のFC安養(アニャン)は3月3日、ソン・ジョングクがアドバイザーに就任したことを発表した。
FC安養はソン・ジョングクついて、「ユース育成及びスカウティング、ユースシステム、プロ選手のトレーニングシステム、パフォーマンス向上など、多様な分野でアドバイザーの役割をする予定だ」と伝えている。
1978年3月生まれのソン・ジョングクは、2001年に釜山(プサン)アイコンズ(現・釜山アイパーク)でプロデビュー。翌2002年には日韓W杯での活躍が認められてフェイエノールト(オランダ)へ移籍し、元日本代表MF小野伸二(41、北海道コンサドーレ札幌)とも共にプレーした。
以降は水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス、アル・シャバブ(サウジアラビア)、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)、天津泰達(中国、現・天津津門虎)と渡り歩き、2011年3月に現役引退を表明。引退後はTV朝鮮やMBCなどで解説委員を務めた。
ソン・ジョングクは就任に際し、次のようにコメントしている。
「Kリーグの舞台で行政家としての第一歩を踏み出すことになった。このような機会を提供してくれたFC安養に感謝する」
「FC安養のモットーである“100年クラブ”の根底にはユースがいる。FC安養のユースが正しく成長し、プロの舞台まで進出できるようにすることが私の役割だ。クラブがもっと健康で正しく成長できるように最善を尽くす」
今冬の移籍市場でJ3リーグの福島ユナイテッドFCからMF田村亮介(25)が加入したFC安養は、去る2月27日のKリーグ2第1節で慶南(キョンナム)FCに2-1で勝利を収めた。
来る3月6日に行われる第2節の安山(アンサン)グリナース戦は、FC安養のホーム開幕戦となる。なお、対戦相手の安山グリナースにも、日本人選手のMF磐瀬剛(25)が所属している。
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