韓国Kリーグの2021シーズン最高の“ヤングガン”は果たして誰になるのだろうか。
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本紙『スポーツソウル』は、来る2月27日の開幕を前にKリーグ1(1部)全12クラブの監督とキャプテンを対象にアンケート調査を実施した。
そこで2021シーズンのKリーグ1で活躍が期待される若手選手を聞いた結果、1位がFWオム・ウォンサン(22、光州FC)で5票、2位がDFキム・テファン(22、水原三星ブルーウィングス)で4票だった。
そのほか、FWイ・ドンリュル(22、済州ユナイテッド)が3票、MFカン・ユング(18、蔚山現代)、MFイ・スビン(22、浦項スティーラース)、MFホン・シフ(20、城南FC)、FWチョン・ハンミン(21、FCソウル)の4人が2票ずつ得た。
最も多くの票を得たオム・ウォンサンは昨シーズン、初挑戦の1部で23試合に出場し、7ゴール2アシストの活躍を披露。クラブを創設初のファイナルA(上位グループ)進出に導き、自身も昨年11月に初めてA代表入りを果たした。
オム・ウォンサンはウィングを主戦場とし、相手を置き去りにする圧巻のスピードと優れたアジリティが持ち味。ファンの間では“オム・サラー(オム・ウォンサン+モハメド・サラー)”の愛称で親しまれている。
今回のアンケート調査ではチョ・ソンファン監督(仁川ユナイテッド)のほか、キム・ギドン監督(浦項)、キム・ホヨン監督(光州FC)、MFキム・ドヒョク(29、仁川ユナイテッド)、DFキム・ウォンシク(29、光州FC)がオム・ウォンサンに票を投じた。
昨シーズン、パク・ゴナ監督就任以降に出場機会を増やしたキム・テファンも注目を集めた。
キム・テファンは昨シーズン、リーグ13試合に出場して1ゴール2アシストを記録。初めて出場したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の舞台でも持ち味を存分に発揮し、決勝トーナメント1回戦の横浜F・マリノス戦では同点ゴールを決めるなど、日本でも一時話題を呼んだ。
イ・ビョングン監督(大邱FC)は「キム・テファンは試合に多く出場しており、今シーズンもゴールやアシストを上手く生み出せると思う」と予想した。キャプテンの中ではMFキム・ミヌ(31、水原三星)とDFホン・ジョンホ(31、全北現代モータース)が投票した。
昨シーズン、14試合5ゴール3アシストの活躍でKリーグ2(2部)初代ヤングプレーヤー賞に輝いたイ・ドンリュルには、済州のナム・ギイル監督とイ・チャンミン、そして水原(スウォン)FCのキム・ドギュン監督が1票ずつ投じた。
ナム監督は済州の生え抜き選手であるイ・ドンリュルについて、「成長の可能性が無限大だ」と大きな期待感を示した。
まだKリーグ・デビューすらしていない2002年生まれのカン・ユングの名前が挙がったのも目を引いた。
”高校最大の有望株”の名を引っ提げて蔚山現代に加入したカン・ユングは、FIFAクラブワールドカップのティグレス戦でさっそくプロデビュー戦を飾るなど、ホン・ミョンボ監督からも期待を寄せられている。
未知数のポテンシャルを秘めた高卒ルーキーには、キム・ナミル監督(城南FC)も相手チームの選手ながら「才能とポテンシャルを兼ね備えている」と高く評価した。
一方、チョイスを放棄した人もいた。DFチョン・ドンホ(30、水原FC)のほか、イ・チョンヨン(31、蔚山現代)が「そうそうたる選手が揃っていて予測が難しい」とコメントし、特定の選手を選ばず。ホン・ミョンボ監督(蔚山現代)も「我々のチームから出たら良いだろう。チームにいる素晴らしい選手が良い姿を見せてくれれば良い」とし、すべての選手の活躍を期待した。
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