「得たものはあった」クラブW杯6位の蔚山現代、ホン・ミョンボ監督が語った言葉とは【一問一答】

蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)のホン・ミョンボ監督が、FIFAクラブワールドカップを終えた感想を明かした。

蔚山現代は2月8日(日本時間)、カタールのアフメディ・ビン・アリ・スタジアムで行われたクラブW杯5位決定戦で開催国王者アル・ドゥイハル(カタール)に1-3で敗れた。

前半21分に先制された蔚山現代は、後半にユン・ビッカラム(30)のゴールで一時同点に追いつくも直後に勝ち越しゴールを許し、最終的に2点差の完敗。出場6クラブ中6位の成績で大会を終えた。

ホン・ミョンボ監督は昨年12月末に蔚山現代の新指揮官に就任。杭州緑城(中国)で監督を務めて以来、約3年6カ月ぶりの現場復帰を果たしたが、初采配となった今回のクラブW杯は2戦全敗の惜しい結果に終わった。

ホン監督は試合後の記者会見で「3週間の準備期間で2試合をこなせるパフォーマンスの面で門田を露呈した攻守両面で全体的に困難があった」と課題を示しつつも、「選手たちが未来のために最善を尽くす姿に肯定的な感じを受けた」と、2試合を戦い抜いた選手を激励した。

なお、蔚山現代の選手たちは本日(2月8日)、国際サッカー連盟(FIFA)のチャーター便で韓国に帰国する予定だ。政府の協力を受け、帰国後は2週間の自主隔離ではなく、クラブハウスで短期間のコホート隔離(集団隔離)を行う。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ホン・ミョンボ監督

「信じてついてきてくれた選手たちに感謝」

以下、ホン・ミョンボ監督との一問一答。

―クラブW杯を通じて得た点、今後補完すべき点は何か。

得たものは多かったが、3週間の準備期間で2試合を戦い抜けるパフォーマンスや体力回復の面で問題を露呈した。失点のシーンもあまり良くはなく、攻撃と守備で全体的に難しさがあった。だが、こうした状況でも新加入選手が継続して試合に出場し、彼らが未来のために最善を尽くす姿を肯定的に受け止めた。

―後半からキム・インソンとキム・ジヒョンを投入し、攻撃陣に活気をもたらした。後半の采配については。

後半は戦術に変化を加えた。ユン・ビッカラムとキム・ジヒョンをMFの位置に下げ、両サイドのキム・インソンとイ・ドンジュンのポジションを上げ、相手がプレッシャーをかけられないようにした。だが、失点が続いたことで選手たちの集中力が大きく落ちてしまったようだ。

―ユン・ビッカラムが2試合通じて良い活躍を見せたが、どのように評価するか。また、今後の起用ポジションについては。

ユン・ビッカラムはどのポジションでも自身の役割をまっとうできる選手だ。今大会では2ボランチの1列前でプレーするようにした。今後は、どのポジションでもユン・ビッカラムが活躍できるようにする計画だ。彼は今、年齢やコンディション的に大きく活躍できる時期を過ごしている。それだけに、チーム内でも非常に重要な役割を担っている。これからの活躍を大いに期待したい。

―新加入のオーストリア代表FWルーカス・ヒンテルゼーアの起用法について、今後の計画は。

ヒンテルゼーアのパフォーマンスや能力を正確に把握したかったので、今日の試合で先発起用した。まだ合流して間もなく、連携面が不足していたが、それでもコンディションをチェックしたかった。今後もう少し見守らなければならない。チームが多くのサポートを施し、選手ができる限り早く適応できるようにするのがカギだ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ホン・ミョンボ監督

―今大会の準備期間が短く、負担に感じる面も多かったと思うが、期待以上に上手くいった点、最も残念だった点を一つずつ挙げてほしい。

今大会の準備をする過程で、さまざまな面で困難が多かった。それでも信じてついてきてくれた選手たちに感謝したい。どうしても、他のチームに比べて体力の回復を2日で行うのは難しかった。練習量の部分が非常に不足していた。

―韓国帰国後、コホート隔離を行う点について。

今大会で出た課題は(Kリーグ)開幕までに補わなければならないほか、新シーズンを迎えるための体力的な準備もしなければならない。こうしたトレーニングが隔離期間中にできることに大変感謝している。

韓国での隔離期間のトレーニングについてはある程度準備はしているが、負傷した選手やリハビリ中の選手がどれだけ合流できるかは見守らなければならない。今日の試合内容は全体的に良くなかったが、それでも負傷者を出さずに大会を終えられたことには満足している。

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