イ・ガンインも「人種差別」を受けた…バレンシアが柴崎属するヘタフェに抗議した理由

バレンシアの有望株、イ・ガンインがスペイン国王杯の試合で人種差別を受けたことで、所属チームのバレンシアが公式的な立場を発表した。

イ・ガンインが所属するバレンシアは2月7日(日本時間)、クラブ公式ホームページで「スペイン国王杯で我々のコーチ陣と一部選手に対するヘタフェ・サポーターの人種差別行為に対し、ヘタフェとアンヘル・トーレス会長に公式的に抗議する。スペイン国王杯で生じた問題に対し、法的措置も考慮する」と公式発表した。

続いて「我々のコーチ陣とクラブ関係者に悪口をしたことと、DFムクタル・ディアカビに人種差別行為をした点と関連し、ヘタフェ側の即時謝罪を求める」と伝えた。

該当事件が起きたのは、1月30日に行われたスペイン国王杯・準々決勝のヘタフェとの試合。当時バレンシアは、イ・ガンインの活躍に支えられ、ヘタフェに3-1で勝利し、4強進出に成功した。イ・ガンインは攻撃ポイントこそ記録できなかったが、バレンシアが後半に決めた2ゴールすべてに関与し、チームのベスト4入りに貢献した。

(注目記事:バイアウト価格は100億円…バレンシアで活躍する“韓国サッカーの未来”17歳イ・ガンインとは?

バレンシアの地元紙『デポルディボ・バレンシアノ』によると、ヘタフェのファンは仏陀のイメージを利用し、イ・ガンインに対する人種差別行為をしたことも明らかになった。

一方、イ・ガンインは2月8日に行われるレアル・ベティスとのスペイン国王カップ準決勝・第1戦エントリーメンバーに、その名前を載せた。

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