渋野日向子を下した“韓国の刺客”キム・アリムとは? 今季国内「優勝ゼロ」の“飛ばし屋”

2020年12月15日 ゴルフ #米国女子ツアー

韓国女子ツアー(KLPGA)屈指の長打力(平均飛距離259.52ヤード)を誇るキム・アリム(25)が、米国女子ツアーのメジャー大会「全米女子オープン」を制覇する快挙を成し遂げた。

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キム・アリムは招待選手として「全米女子オープン」に初出場し、優勝に輝く感激を味わった。

(写真提供=USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)キム・アリム

世界ランキング1位コ・ジンヨン(25)と同じ1995年生まれのキム・アリムは、2013年に韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)に入会してプロデビュー。ドリームツアー(2部)でプレーを続けた後、2016年から1部に参戦した。

これまでの優勝歴は、2018年9月の「中途解約OK定期預金パク・セリ・インビテーショナル」と2019年7月の「MYムンヨン・クイーンズパークチャンピオンシップ」の2回のみ。2020シーズンは一度も優勝できず、賞金ランキング21位(1億8758万ウォン=約1875万8000円)に終わっていた。

そんなキム・アリムは、12月15日(日本時間)に迎えた「全米女子オープン」最終ラウンドを6バーディ・2ボギーの4アンダーで「67」とし、通算3アンダーの「281」を記録。

コ・ジンヨンやエイミー・オルソン(28)など2位タイグループを1打差で引き離し、逆転優勝に成功した。優勝賞金は100万ドルだった。

キム・アリムは去る1998年に朴セリが優勝して以降、韓国勢11番目となる「全米女子オープン」覇者となった。

「初出場で優勝できるとは…」

首位の渋野日向子(22)と5打差の9位タイで最終ラウンドをスタートしたキム・アリム。16番ホール(パー3)、17番ホール(パー4)、18番ホール(パー4)で持ち味の長打が光り、3ホール連続バーディに成功させた。

特にセカンドショットが冴えた。17番ホールではピンそば50センチ、18番ホールでは1.8メートルの距離につけるショットで、簡単にバーディを決めることができた。

大会後、キム・アリムはラスト3ホールで3つのバーディを奪ったことについて、「第1~3ラウンドのときよりも16~18番ホールの全長が短くセットされていたこともあり、バーディを取るため攻撃的にプレーした。これが優勝につながるとは思わなかった」と振り返った。

また、「このような大きな大会で優勝して途方に暮れている。頭の中は真っ白」と率直な心境を明かすと、「チャンスがあるとは思っていたが、初出場の大会で優勝できるとは思わなかった」と感想を述べた。

そして、「早めにアメリカに到着し、しっかり準備できたことが優勝に大きく役立った」と、優勝の要因を語った。

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