米メジャーリーグ(MLB)でノンテンダーの確定時期が迫るなか、タンパベイ・レイズのチェ・ジマン(29)の去就に現地メディアが関心を寄せている。
アメリカメディア『CBSスポーツ』は12月1日(日本時間)、各球団で来シーズンの契約オファーを受けずフリーエージェント(FA)となる選手、いわゆるノンテンダーFAとなる選手を予想。
そこで、レイズからチェ・ジマンの名前が挙がった。
『CBSスポーツ』がチェ・ジマンを予想に挙げた理由は“年俸の上昇”だ。
今シーズン、チェ・ジマンの本来の年俸は85万ドルだった。ただ、新型コロナウイルス感染症に伴うシーズン短縮により、実際の受領額は31万4815ドルに減少していた。同メディアは、チェ・ジマンの2021シーズン年俸額を160万ドルと予想している。
また、レイズの財政状況が他球団よりも劣悪であることにも触れ、次のように言及した。
「レイズはすでにハンター・レンフローを放出し、400万ドル近くの支出を抑えた。次はチェ・ジマンの順番になり得る」
「チェ・ジマンはチームメイトやファンから高い人気を誇るが、技量を見ればMLB平均レベルの一塁手だ。レイズにはヤンディ・ディアスやネート・ロウなど、MLB最小年俸に近い金額を受け取る一塁手の選手がいる。筒香嘉智とも2021年まで契約した」
今シーズン、チェ・ジマンはレギュラーシーズンで打率0.230(122打数28安打)の3本塁打16打点と苦戦した一方、ポストシーズンでは打率0.250(40打数10安打)の2本塁打4打点と好調ぶりを披露。さらには、韓国人野手として史上初めてワールドシリーズ(WS)出場も経験した。
はたして、チェ・ジマンの来シーズンの去就は一体どうなるのだろうか。
前へ
次へ