韓国サッカー界のスター選手たちが人種差別論争に悩まされている。
アマゾンプライムビデオは9月11日、トッテナムのドキュメンタリー『All or Nothing』の予告編で、ソン・フンミンの発言を字幕で「Shouting」と表現し、人種差別論争が起きている。
7月6日に行われたエバートンとのホームゲームで前半を終えた後、ソン・フンミンはフランス出身のゴールキーパー、ウーゴ・ロリスと言い争った。
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この過程をアマゾンはロリスの発言を正確に字幕処理したが、ソン・フンミンのコメントはきちんと字幕処理しなかった。シリーズを通してフランス語、ポルトガル語まで丁寧に翻訳したことを考えると、ソン・フンミンの発言をきちんと反映させなかったのは人種差別的な行為だとして、韓国ファンたちは反発している。
西欧で東洋人の英語がわからないようなふりをすることは、よく目にする人種差別的行動だ。
映像を見ると、ソン・フンミンの言葉が正確に聞き取れないのは事実だが、詳しく聞くと解釈が不可能ではないという点を考慮すると言い訳は通じない。すでに、韓国国内ではソン・フンミンが英語でどのような言葉を言ったのか、解析した映像まで出ている。
ソン・フンミンの後を継ぐスターとして期待されるバレンシアのイ・ガンインも人種差別の被害者になった。
スペインの『as』は9月12日、今季のラ・リーガを代表する有望株を3Dカリカチュアで紹介したが、ここで問題が発生した。
『as』はアジア出身のイ・ガンイン、ビジャレアルの久保建英の目をつり目で表現した。レアル・マドリードのマルティン・ウーデゴール、セビリアのジュール・クンデ、バルセロナのアンス・ファティ、アトレティコ·マドリードのジョアン·フェリックスらの目が縦に長いことを踏まえると、確かに違う部分だった。「目を裂く」東洋人の外貌を表現するありふれた人種差別行為だ。
記事企画内では「特級有望株」に分類されたイ・ガンインの活躍を期待する良い趣旨で始まったが、表現する過程が論議を巻き起こしている。
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