セントルイス・カージナルスで戦線離脱中のキム・グァンヒョン(31)の復帰が待ち望まれている。
チーム率いるマイク・シールド監督は、「今後2週間のビジターゲームで復帰してくれることを望んでいるが、現時点では確実に答えられない」と述べた。
シールド監督は9月11日(日本時間)、現地メディアとのオンラインインタビューで「キム・グァンヒョンは日に日に体調が正常に戻っていると話していた。しかし、血液希釈剤の投与など治療は続いているため、慎重にならなければならない」と話した。
また、「キム・グァンヒョンがビジターゲームから合流するかもしれないが、確実に断言することは難しい」と付け加えた。
カージナルスは来る9月15日のミルウォーキー・ブルワーズとのダブルヘッダーを皮切りに、24日まで約2週間ビジターゲームが続く。ブルワーズ以外にも、ピッツバーグ・パイレーツやカンザスシティ・ロイヤルズとも対戦。その後、25日から本拠地ブッシュ・スタジアムに戻る予定だ。
カージナルスとしてはキム・グァンヒョンの復帰が切実だ。日程が厳しいのはもちろんのこと、先発候補に挙げられている新人投手ヨハン・オビエド(22)が新型コロナウイルス感染者と接触したことで故障者リストに載ったため、起用できる人数が減ってしまった。
『MLB.com』はシールド監督のインタビューを引用し、「キム・グァンヒョンが来週のミルウォーキー、ピッツバーグ、カンザスシティと続くビジターゲームで合流する可能性がある」と伝えた。
そして、「キム・グァンヒョンが捕手を座らせた状態でボールを投げる練習に入った」とし、「今週末ごろからブルペン投球に入れるだろう」と予想した。
キム・グァンヒョンは去る5日、激しい腹痛を訴えて病院に搬送された。そこで腎梗塞の診断を受け、血液希釈剤の投与など薬物治療を続けてきた。
キム・グァンヒョンは前回の先発登板直後である3日まで遡って負傷者リスト入りが適用されたため、直近で12日から行われるシンシナティ・レッズとの3連戦から実戦登板を再開することはできる。
とはいえ、体調が完ぺきに回復していないことからも、レッズ戦での早期復帰は見送られた。
キム・グァンヒョンは負傷者リストに名を連ねるまで、5試合で2勝1セーブ、防御率0.83と活躍を披露していた。
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