2020シーズン、韓国プロ野球の各球団は新型コロナウイルス感染症の余波を受け、いつになくハードなスケジュールに直面している。
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韓国野球委員会(KBO)はすべての日程を11月までに終えるため、猛暑が続く7月、8月でも週末の試合が雨天による順延となった場合、本来ならば休息日である月曜日にも試合を開催することを決めた。
体力の消耗が大きいうえに例年にない異例な日程であるため、各球団は非常態勢に入った。
だが、選手と監督両方でメジャーリーグ(MLB)を経験したKIAタイガースのマット・ウィリアムズ監督からすれば、長期連戦もそれほど特別ではないようだ。
というのも、MLBでは7連戦はもちろん、10連戦よりも長い連戦も頻繁に行われるからだ。
現在、MLBは労使協定によって最長20連戦までと定められている。
過去には、去る2017シーズンにロサンゼルス・ドジャースが6月14日のクリーブランド・キャバリアーズ戦から7月3日のサンディエゴ・パドレス戦まで20連戦を戦ったことがある。
新たに始まるシーズンでも長期連戦は組まれている。
例えば、リュ・ヒョンジン(33)や山口俊(33)が所属するトロント・ブルージェイズは、すでに2021シーズンに16連戦(4月3日のニューヨーク・ヤンキース戦から18日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦まで)が組まれている。
来シーズンの日程なため、多少の変更がなされる可能性はあるが、MLBではどの球団も毎シーズンのように長期連戦を消化する。
ウィリアムズ監督も最近、「正確には覚えていないが、MLBで選手や監督をやっていたとき、最大で20連戦を戦ったこともある」と何気なく語ったことがあった。
“経験者”はすでに長期レースに備えている。ウィリアムズ監督は練習パターンを野手陣と投手陣で分け、細分化されたメニューを練った。
まず、グラウンドでの動きが多い野手の優先順位は“体力配分”だという。
「連戦や天気、疲労度を考慮し、野外での打撃練習よりも室内での練習を主に行っている。実際、今シーズンはアウェーゲームの際、事前練習をグラウンドではなく室内でしたこともあった。暑かったり、移動距離が多かったりしたときのケースだ」と監督は語る。
一方、ルーティンが重要な投手の場合は、練習日程や強度に変化を与えることはかえってマイナスに働く。そのため、ローテーション通り体系的なトレーニングを行うことが最も理想的とされる。
ウィリアムズ監督も「完ぺきな投球のためには、投手全員が各自のトレーニングプログラムを消化しなければならない」と、規則的なスケジュール消化の重要性を強調した。
その代わり、試合の出場回数を減らすことを選択した。ローテーションを飛ばして休息を与えたり、先発投手のイニングを調節してブルペン陣の負担を減らしたりするのだ。
ウィリアムズ監督は「投手は出場数を調節しなければならない。中継ぎの運営方式を変えたり、先発のイニング数を通常よりも長引かせたりする」と付け加えた。
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