元阪神タイガースのオ・スンファン、通算400セーブの大記録に向けたシナリオとは

元阪神タイガースのオ・スンファン(37歳、サムスン・ライオンズ)の韓国復帰のシナリオが出た。

サムスン・ライオンズのホ・サムヨン監督は6月7日、SKワイバーンズ戦に先立って投手オ・スンファンの復帰予定を伝えた。

【注目】オ・スンファンに対する絶対的な信頼「2軍で検証する必要がない」

ホ監督は、「オ・スンファンは来週エントリー登録する。キウム・ヒーローズ戦に合わせて登板する予定だ。快適な状況で投げるだろう」と明らかにした。サムスンは6月9日から大邱(テグ)のホーム球場でキウム・ヒーローズと3連戦を行う。キウム戦に合わせて、オ・スンファンが1軍に合流するということだ。

いきなりセーブの状況では投げない

しかしオ・スンファンは、セーブの状況では登板しないと思われる。ホ監督は、「オ・スンファン本人も感覚を取り戻す必要があると思う。セーブの状況ですぐマウンドに立つかどうかは、考えなければならない」と否定的な立場を見せた。

ホ監督は「大きくリードしている快適な状況で、オ・スンファンが投げることが最善のシナリオだ。最初のスタートをうまく行う必要があるからだ」と付け加えた。オ・スンファンは日米韓のプロ野球を知るクローザーだが、実戦で活躍するためにはある程度の適応段階が必要との判断だ。

オ・スンファン

オ・スンファンは韓国プロ野球で277セーブを記録しており、日本では2年間で80セーブ、米メジャーリーグでは4年間で42セーブを達成した。日米韓で計399セーブを収めている。あと1セーブだけ追加すれば、通算400セーブの大記録を達成することになる。

通算400セーブの達成なるか

サムスン・ライオンズのコーチングスタッフの判断を踏まえると、オ・スンファンの大記録はキウム・ヒーローズとの3連戦後、KTウィズ戦で達成される可能性がある。

問題は、最近7人の負傷者が相次いで発生したサムスンのチーム内の雰囲気だ。戦力の弱体化が原因で、試合後半にクローザーがマウンドに立つ状況が減少した。優先的にオ・スンファンがセーブ記録を達成するためには、まずは大きくリードした状況が作られなければならない。

オ・スンファンがダッグアウトで持つ重みは相当だ。豊富なキャリアとリーダーシップを備えた彼の復帰によって、チームの雰囲気が盛り上がり、ブルペン陣の安定も期待できる。

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