BreakingDownにも出場した韓国の格闘家キム・ジェフンが、日本で逮捕された疑惑により韓国での試合出場がキャンセルとなった。
韓国の総合格闘技団体『ROAD FC』は9月25日、来る27日に安山常緑樹(アンサン・サンノクス)体育館で行われる「GOOBNE ROAD FC 074」において、無制限級ボクシングスペシャルマッチのカードがクム・グァンサン対ホ・ジェヒョクで決定したことを発表した。
当初、クム・グァンサンの対戦相手はキム・ジェフンとされていた。しかし、キム・ジェフンが「個人的な事情」で出場できなくなり、代役としてホ・ジェヒョクが急きょ起用されたという。ホ・ジェヒョクは「準備期間は短いが、全力を尽くして良い試合をお見せしたい」と語った。
26日、ソウル弘恩洞(ホンウンドン)のスイスグランドホテル・コンベンションセンターで行われた「GOOBNE ROAD FC 074」前日計量の場では、『ROAD FC』のチョン・ムンホン会長がキム・ジェフンについて説明する一幕もあった。
チョン会長は「正確に言うと1週間前、日本の捜査機関に拘束されているようだ。確実ではないが、“FIGHTER 100”のオ・インテク代表から『キム・ジェフンが日本の捜査機関に捕まっている』と連絡を受けた。キム・ジェフンと親交のある日本のノッコン寺田を通じて聞いた話だという。ノッコンとキム・ジェフンは親しい関係だったが、突然ノッコンが『キム・ジェフンと縁を切るユーチューブを撮る』と言い出した。日本では犯罪に関与したら“手切れ”するのが文化らしい」と語った。
また、「捜査機関の発表でもない話をそのまま信じるわけにはいかない。現時点で断定的には言えない。キム・ジェフンが日本人から脅迫を受けたという話もあるが、正確でない以上は発表できない。情報が入り次第、伝える」と続けた。
状況の確認を進めているチョン会長によると、キム・ジェフンは日本の捜査機関に身柄を拘束されているという。キム・ジェフン本人も悔しい状況にあるとされている。
キム・ジェフンとの試合を準備していたクム・グァンサンは、「キム・ジェフンが無事に戻ってきて、再び会えることを願っている。必ず帰ってきて私の前に立ってくれ。待っている」とメッセージを送った。
キム・ジェフンは1989年10月18日生まれの35歳。身長179cm・体重157kgという巨体の持ち主で、2014年に『ROAD FC』で格闘家デビューした。
2023年には「BreakingDown8」の無差別級スペシャルワンマッチに出場し、ノッコン寺田と対戦した経験もある。過去に日本の指定暴力団組織に所属していたことから、韓国では「ヤクザ・ファイター」などの別名で呼ばれている。
なお、『ROAD FC』は来る9月27日、安山常緑樹体育館で「GOOBNE ROAD FC 074」を開催する。同大会は、安山で初めて行われる『ROAD FC』の大会となる。
(記事提供=OSEN)
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