元巨人・千葉ロッテのメルセデス、韓国最下位球団に入団 “勝率3割切り”チームの救世主となるか

かつて読売ジャイアンツや千葉ロッテマリーンズにも在籍した投手C.C.メルセデス(31)が、韓国プロ野球の最下位球団に入団した。

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キウム・ヒーローズは7月30日、新外国人投手としてクリストファー・クリソストモ・メルセデスを移籍金含む総額28万ドル(日本円=約4143万2300円)で獲得したことを発表した。

メルセデスはビザ発給などの手続きを終えた後、早ければ8月上旬にもチームに合流予定だという。

ドミニカ共和国出身のメルセデスは、タンパベイ・レイズ傘下マイナーやカープアカデミーを経て2017~2022年に巨人、2023~2024年に千葉ロッテでプレーし、通算126試合で37勝44敗1セーブ、防御率3.10を記録した。

千葉ロッテ退団後は今年1月に台湾の統一ライオンズと契約したが、同年7月に退団。台湾では14試合登板で6勝3敗、防御率2.57だった。ドミニカ共和国代表として2021年東京五輪に出場し、銅メダルも獲得した。

移籍先は勝率3割切りの最下位球団

身長188cm・体重82kgの体格を持ち、ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップなど球種も多彩。安定感のある制球が強みのサウスポーで、イニング当たりの投球効率が高く評価されている。台湾時代の記録によると、平均球速143km、最高球速153kmだったという。

キウムは今季の韓国プロ野球で28勝3分68敗とし、10球団中最下位に沈んでいる。首位ハンファ・イーグルスとは30ゲーム差で、9位の斗山(トゥサン)ベアーズとも14.5ゲーム差離れており、勝率も「0.292」と3割にも届いていない。

加えて、先月に短期代替外国人選手として獲得し、4試合の登板で防御率3.15を記録したラクラン・ウェルズ(28)は個人的な事情で今月退団。今季新加入のケニー・ローゼンバーグ(30)も負傷のため放出を余儀なくされた。そこで“救世主”として白羽の矢が立ったのがメルセデスだった。

メルセデス
(写真提供=ロイター/アフロ)メルセデス

キウムのホ・スンピルGMは「メルセデスは日本と台湾の両リーグで活躍した選手で、アジア野球の経験が豊富な投手だ。KBOにも早く順応できると期待している」とし、「日本でも長い間先発投手として活躍し、安定したイニング消化能力を見せてくれただけに、先発陣に安定感をもたらすものと期待している」とコメントしている。

キム・ハソン(タンパベイ・レイズ)やイ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、キム・ヘソン(ロサンゼルス・ドジャース)など近年多くのメジャーリーガーを輩出しながら、2023年シーズンから2季連続で最下位に沈んでいるキウム。今季も厳しい戦いを強いられているなか、メルセデス獲得が上昇の一手となるだろうか。

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