上位を走る日本とは対照的だ。女子バレーボール韓国代表(世界ランキング34位)の「ネーションズリーグ残留」に向けた挑戦が続いている。
韓国はトルコ・イスタンブールで行われたFIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)第2週を1勝3敗で終えた。カナダ(同10位)との初戦を3-2で制し大会初勝利を収めたが、その後ベルギー(同14位)に1-3、トルコ(同4位)に0-3、ドミニカ共和国(同9位)に2-3で敗れた。
韓国は第1~2週の計8試合を終えて1勝7敗としている。参加18カ国で唯一8戦全敗のセルビア(同11位)が最下位の18位に沈み、韓国はその1つ上の17位に位置している。タイ(同19位)も1勝7敗だが勝ち点5とし、勝ち点4の韓国を上回り16位としている。
今年のVNLでは最下位の1カ国のみが翌2026年大会から降格となり、VNLへの出場資格を失う。17位までに入りさえすれば、翌年のVNL出場資格を維持することができる。
残留のカギを握るのは第3週の成績だ。来る7月9日から日本で始まるポーランド(同3位)、日本(同5位)、ブルガリア(同20位)、フランス(同15位)との4連戦で1勝でも追加できれば、残留の可能性が高くなる。
VNLで現在2位のポーランド(7勝1敗)、5位の日本(6勝2敗)は難敵だが、11位のフランス(3勝5敗)、13位のブルガリア(3勝5敗)には勝利を狙えるかもしれない。当然、簡単な相手ではないが、それでも1勝は挙げられるだろうという希望も出ている。
韓国は第2週の最終戦でドミニカ共和国相手にフルセットの接戦の末に敗れた。第1週に比べると明らかにパフォーマンスは向上しており、第3週では各選手のさらなる活躍が期待できそうだ。
また、最下位のセルビアがチェコ(同13位)、イタリア(同1位)、ベルギー、トルコと対戦して勝利できなければ、韓国のVNL残留が可能となる。
韓国が出場するVNL第3週は千葉ポートアリーナで行われ、7月9日にポーランド、10日に日本、12日にブルガリア、13日にフランスと対戦予定だ。
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