もはや日本を気にする余裕はない…低迷著しい韓国女子バレー、VNLの目標は「残留」「最低2勝」

日本との“格差”が叫ばれて久しい女子バレー韓国代表が、「残留」を目標にFIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)へ挑む。

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フェルナンド・モラレス監督率いる韓国代表は本日(5月28日)、VNL第1週の開催地であるブラジル・リオデジャネイロへ出国する。チームは今月9日より鎮川(チンチョン)選手村で強化合宿を行ってきたが、いよいよ大会本番に臨む。

全3ラウンドに渡り世界各地を転戦する今大会。韓国は第1週のブラジルラウンドで6月5日にドイツと初戦を行った後、7日にイタリア、8日にチェコ、9日にアメリカと対戦する。

第2週はトルコ・イスタンブールへ移動し、18日にカナダ、20日にベルギー、22日にトルコ、ドミニカ共和国と対戦。第3週は日本・千葉で、7月9日にポーランド、10日に日本、12日にブルガリア、13日にフランスと戦う予定だ。

女子バレー“辺境国”に成り下がった韓国

韓国は今大会、「VNL残留」を最大の目標に掲げている。出場18カ国中、最下位は翌2026年のVNL出場権が失われるからだ。モラレス監督は「我々の唯一の目標はVNL残留だ。2勝以上を目標とするが、(2勝に加えて)2~3チームをさらに倒せるよう、毎試合全力で臨みたい」と意気込みを示す。

昨年のVNLでは日本戦のストレート負け含む2勝10敗と苦戦し、16カ国中15位に終わった。唯一の2勝はタイ(13位)とフランス(14位)相手に収めた。

残留を掲げる韓国だが、今大会も厳しい戦いになることが予想される。絶対的エースのキム・ヨンギョンが代表引退以降、国際舞台での低迷が深刻であり、もはや“辺境国”に成り下がっているからだ。チームの戦力を考慮すると、モラレス監督の言う「残留」が現実的な目標と言える。

若手選手の成長には期待が寄せられているが、一方で懸念が大きいことも事実。仮にも最下位で大会を終えるようなことになれば、世界の強豪と戦えるVNLという貴重な機会すら逃すことになる。

女子バレー韓国代表
(写真提供=OSEN)女子バレー韓国代表

代表キャプテンを務めるカン・ソフィは「後輩たちが来年以降もVNLでプレーできるようにしなければならない。重い責任感を持っている」とし、「厳しい状況だが、降格だけは絶対に避けるために全力を尽くす」と決意を語った。

また、主力ミドルブロッカーのイ・ダヒョンも「今回のVNLは降格がかかっているので、退路はないという覚悟で“最後”のつもりで戦う」と力強く明かしていた。

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