大谷翔平に「わざとぶつける」発言騒動もあった韓国投手はイマ…再起をかけてMLBキャンプ参加へ

2025年01月29日 スポーツ一般 #MLB #野球

過去に大谷翔平(30、ロサンゼルス・ドジャース)への“故意死球”発言騒動もあった韓国人投手コ・ウソク(26)が、再起をかけてMLB球団の春季キャンプに参加する。

【注目】コ・ウソク、大炎上の「大谷に故意死球」発言

マイアミ・マーリンズは1月28日(日本時間)、春季キャンプの招待選手24人を発表した。ポジション別には右腕投手7人、左腕投手6人、捕手3人、内野手3人、外野手5人が参加するなか、コ・ウソクも招待選手リストに含まれた。

韓国プロ野球では2022年シーズンにセーブ王に輝き、史上19人目の通算100セーブを達成。韓国代表として2019年プレミア12や2021年東京五輪などに出場するなど、国内屈指のクローザーと呼ばれたコ・ウソク。

ただ、2023年シーズン終了後にポスティングを通じてMLBに挑戦し、2024年1月にサンディエゴ・パドレスと契約したが、開幕直前にロースターを外れマイナー降格の憂き目に遭ってしまう。同年5月にはマーリンズにトレードで移籍したが、やはりメジャーで出場機会を得られず同月末にDFA。以降はマーリンズ傘下マイナーに残留し、AAでプレーを続けていた。そんなコ・ウソクの苦境には、『フルカウント』などの日本メディアも注目したほどだ。

現在マイナーリーガーのコ・ウソクは、招待選手として参加する春季キャンプで厳しい競争を勝ち抜かなければならない。オープン戦で着実に良い投球内容を見せてこそ、招待選手1~2人のみに与えられる「40人ロースター」の座を得ることができる。

コ・ウソク
(写真提供=OSEN)コ・ウソク

なお、コ・ウソクは昨年3月のWBC前、とある韓国メディアとのインタビュー内で大谷翔平(30、ロサンゼルス・ドジャース)との対戦可能性を問われた際、「真ん中に投げて(大谷が)ホームランを打つのかという考えが先に浮かんだ。本当にいざマウンドに上がったとき、投げるところがなければ、痛くないところに当てなければならない。(塁に)出して、次の打者と勝負する」と発言したことが“故意死球”を示唆すると捉えらえ、日韓で大きく批判が広がったことがあった。

ただ、コ・ウソク自身はその後、別の韓国メディアとのインタビューで「(最初は)“真ん中に強く投げたい”と話したら、(当時の記者から)“もう少し面白く話してほしい”と伝えられた。誤解の余地がある発言をしたことは自分の過ちだったが、ただの一度も“誰かにわざと当てろ”と野球を習ったことはない。それが一番悔しい」と、当時の発言に誤解があったことを告白していた。

◇コ・ウソク プロフィール

1998年8月6日生まれ。韓国・仁川出身。身長180cm。韓国のプロ野球選手。マイアミ・マーリンズ傘下マイナーAAペンサコーラ・ブルーワフーズ所属。高校卒業後の2017年にLGツインズでプロデビュー。2019年に韓国プロ野球史上最年少30セーブ(21歳1カ月7日)達成、2022年に42セーブでセーブ王に輝き、韓国プロ野球史上19人目の通算100セーブ到達。2024年1月にサンディエゴ・パドレスと契約するも、開幕直前にロースターを外れ、メジャー昇格なく同年5月にトレードでマイアミ・マーリンズに移籍も、同月31日にDFA。韓国代表では2019年プレミア12、2021年東京五輪、2023年WBC、杭州アジア大会に出場。2023年1月、元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム(李鍾範)の娘で、イ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の妹イ・ガヒョンと結婚した。

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