Kリーグで最も“観戦しやすい”スタジアムは?韓国プロサッカー連盟厳選のスタジアム5選を一挙紹介!!

2020年03月31日 サッカー #Kリーグ

クラブ創設以降、仁川文鶴(ムナク)競技場をホームにして戦っていた仁川ユナイテッドFCは、去る2012シーズンから仁川サッカー競技場をホームスタジアムに据えた。

都市再生事業の一環として誕生した約2万席規模の同スタジアムは、グラウンドと観客席の距離がとても近いことで知られている。

距離が近い分、ファンの熱気が選手に直に伝わるからか、仁川ユナイテッドFCは2013年からKリーグに昇降格制度が導入されて以降、市民クラブで唯一降格を経験していない。

(写真提供=仁川ユナイテッドFC)仁川サッカー競技場

特に2016年、仁川ユナイテッドFCが最後のホーム開催試合で1部残留を確定した際には、ファンが一挙にピッチ上になだれ込み、選手と入り乱れて喜びあったこともあった。その後、観客乱入による制裁金が発生したとはいえ、仁川サッカー競技場だったからこそのハプニングといえる。

4番目に紹介されたのは、全南(チョンナム)ドラゴンズがクラブ創設以降から使用している光陽(クァンヤン)サッカー専用球場だ。

このスタジアムは、1993年に韓国で2番目に建てられたサッカー専用スタジアムである。

光陽サッカー専用球場

韓国初のサッカー専用スタジアムである浦項(ポハン)スティールヤードと同じく、親会社のポスコによって建てられただけに、両スタジアムは類似点が多いという。だが、光陽サッカー専用球場は、特に中小都市にとって理想的なスタジアムと呼ばれている。

総座席数が約1万3000席の同スタジアムは人口が15万人程度の光陽市にちょうどよく、ホーム開催試合の場合にはまるで祭りのような雰囲気が醸し出る。

そして、やはりサッカー専用スタジアムらしくグラウンドと観客席が近く、試合の迫力も申し分ないという。

韓国プロサッカー連盟が最後に紹介したのは、先ほども登場した浦項スティールヤードだ。

浦項スティールヤード

韓国初のサッカー専用スタジアムである浦項スティールヤードは、今年で開場30周年を迎える。

同スタジアムをホームとして使用する浦項スティーラースは、過去30年間に1992年の韓国プロサッカー大会優勝を皮切りに、Kリーグやアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、FAカップなど計9度、このスタジアムで優勝カップを掲げた。

浦項スティールヤードは比較的古いスタジアムではあるが、徹底した補修工事によって現在も便利な施設を備えている。優れた視野と圧倒的な臨場感は、どのKリーグファンからも絶賛されている。

そんな同スタジアムの誇りはグラウンドの芝生だ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)同スタジアムには優秀な芝生管理が施されている

浦項スティーラースは、優秀な芝生管理をしたクラブに与えられる“グリーンスタジアム賞”を2014年から2017年までの4年連続で受賞したことがある。

そして、ホームスタジアム開場30周年を迎えた浦項スティーラースは、記念エンブレムをユニホームに付けて今シーズンを戦う予定だ。

日本のサッカーファンも、韓国を訪れた際には今回紹介したスタジアムを一度訪れてみてはいかがだろうか。

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