「2m離れて」新型コロナでプロスポーツの取材現場にも規制や変化が…韓国の場合

2020年03月11日 スポーツ一般

韓国では新型コロナウイルスの感染拡大にともない、人と人との物理的な距離を取るキャンペーンなどが行われている。そんななか、プロスポーツの取材現場も多くの変化を迎えている。

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新型コロナの余波で、韓国4大プロスポーツ(サッカー、野球、バスケットボール、バレーボール)だけでなく、全世界の主要スポーツは全面中断または延期、無観客試合に置き換えられている。

ただ予防対策は、概ね集団感染が懸念される観客に焦点が当てられていた。チームと選手、メディア間の交流は、以前より減ったのは事実だが、必要に応じていつものように行われていた。

しかし国や地域を問わずに感染が拡大していることで、各国でメディアの接近を制限する措置も相次いで登場している。

無観客で行われていた当時の女子プロバスケ。電光掲示板には「新型コロナ、みんなで勝ち抜きましょう!」の文字が​​​

アメリカや日本での変化

世界で最も多くのファンを抱えているアメリカでは、取材陣のロッカールーム、クラブハウスの出入りを全面規制した。

3月10日(日本時間)、米スポーツ専門メディア『ESPN』によると、ナショナルホッケーリーグ(NHL)に続いて、プロバスケットボール(NBA)とメジャーリーグ(MLB)、メジャーリーグサッカー(MLS)が共同声明を発表し、すべてのチームのロッカールームとクラブハウスには選手やチーム関係者だけが出入りできるように規制することにしたという。

特にNBAは、クラブハウスの外で選手が記者とインタビューするとき、1.8~2.4mの距離を置くようにするなど、詳細な指示まで用意した。

シーズン開幕戦を行って中断された日本のJリーグは、ビデオ通話によるインタビューが行われている。

複数の日本メディアは「各クラブがコロナ感染予防と拡大防止に総力を傾けている」とし、「浦和レッズの主将であるゴールキーパー西川周作が、メディアとビデオ通話でインタビューを行った」と報道した。

その他の複数のクラブも対面取材ではなく、ビデオ通話によるインタビューを奨励する雰囲気だ。

韓国スポーツの取材現場にも変化が

韓国ではこれまで各協会もクラブも、新型コロナの余波で低迷した雰囲気を少しでも引き上げようと、取材陣の出入りに大きく制限をかけなかった。しかし時流が変わった。

韓国サッカー協会と傘下団体が集まったソウル・サッカー会館記者室では、出入りが厳しくなった。ロビーで芳名帳を書かなければならず、手の消毒とマスク着用をしなければなら出入りができない。

ソウル・サッカー会館で行われたイ・チョンヨンの記者会見

最近、11年ぶりにKリーグに復帰した韓国代表イ・チョンヨンがサッカー会館で記者会見を開いたときも、マスクを着用していなかったり、発熱チェックで体温異常が出たりした人の出入りが規制された。出入り可能な人には入場ステッカーを貼り、一目で識別できるようにされた。

1982年の発足以来、初めて正規リーグの開幕を延期することになった韓国プロ野球KBOリーグは、球団別練習の取材時のガイドラインを用意した。

基本的にはマスクを着用していない人、メイン出入口の発熱チェックで37.5度以上の人は、球場の出入りが制限される。またダッグアウトや監督室、ロッカールームなど選手団区域の出入りが統制され、球団別にインタビューや取材が可能な区域を指定するようにした。

以前はダッグアウトから希望する選手を自由にインタビューすることができたが、開幕まで取材陣は、監督、コーチ、選手2~3人を指定して接触するようになった。

またアメリカNBAのように、少なくとも2m以上の距離を確保する必要も生じた。

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