いじめ疑惑が浮上した韓国プロ野球選手が自ら釈明会見で否定も、「誤った方法があったのは事実」

韓国プロ野球、斗山(トゥサン)ベアーズのイ・ヨンハ(24)が、最近話題となっている学生時代のいじめ問題について直接釈明に乗り出した。

渦中のイ・ヨンハは3月21日、蚕室(チャムシル)球場で行われたKTウィズとのオープン戦を終えたあと、自ら記者会見の場を設けた。

この席で彼は、「まず、報じられた内容については事実無根だ」と主張。続いて、「私は(学生時代に属していたチームの)投手陣のトップとして何度か後輩を集めたことはあるが、その際も暴力を振るっていない。後輩たちへの苦言が原因だったのであれば申し訳ない」と謝罪している。

さらに、「特定の個人への暴力は決して事実ではない」と述べ、いじめ疑惑を真っ向否定した。

斗山ベアーズのイ・ヨンハ投手

発端はまたしてもネットの書き込み

イ・ヨンハのいじめ疑惑は、インターネット掲示板に書き込まれたとあるネットユーザーAの暴露文から始まった。

高校の野球部でイ・ヨンハの後輩だったというAは、「野球部時代、イ・ヨンハにサディスティックないじめや辱めを受けた」と主張。真実のせめぎあいが続くなか、イ・ヨンハは所属事務所であるA・SPECコーポレーションを通じて公式声明文を発表し、「イ・ヨンハが投手陣のトップ、先輩として後輩に苦言を呈したことがある。しかし、特定の個人を指定しての過酷な行為や暴力は振るっていない」と強調。

続いて、「当時、野球部だけでなく、運動部の規律は厳しかった。イ・ヨンハも過去、誤った方法で選手間の風紀を保とうとしたのは事実だ」とし、過ちを一部認めている。

いじめ疑惑が浮上してから1カ月あまりが経った現在、所属事務所を通じて公式声明文を発表していたにもかかわらずインタビューを志願した理由について、「事実関係をきちんと確認しなければならず、時間がかかってしまった。また、今回の事件について言及せずシーズンの開幕を迎えてはいけないと思った。そのため球団に正式なインタビューを要請した」と明らかにした。

斗山ベアーズのイ・ヨンハ投手

今回の騒動でイ・ヨンハ本人も多大なストレスを受けており、不安定な心理状態がパフォーマンスに影響を与えかねない。本人も、「事実と異なる話が出た。気になるのは事実だ」と悔しさを吐露している。

昨シーズン、先発と抑えを行き来するもこれといった結果を残せなかったイ・ヨンハには、今シーズン過酷な生存競争が待ち受けている。

現在は野球にのみ集中するため、騒動に関する全てのことはエージェントに任せたとのことだ。 「まだ明らかにできていない部分はあるが、その点はエージェントに一任しており、現在対応してくれている」と述べた。

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