“43時間以内に2試合”の強行日程こなすU-23韓国代表…早くも五輪メンバー争いは激化か

2020年11月11日 サッカー

U-23韓国代表がハードなエジプト遠征に臨む。

【注目】“韓国のメッシ”とされたイ・スンウ、相手に頭突きで衝突騒ぎに

キム・ハクボム監督率いるU-23韓国代表は、3カ国による親善大会に出場するため、去る11月8日に仁川国際空港を通じてエジプトへ出国。

来る13日午前3時(日本時間)にエジプト代表、14日午後10時にブラジル代表と対戦する。

U-23韓国代表

監督はすでに東京五輪見据える

48時間足らずで2試合をこなす日程なだけに、キム監督は結果よりも点検を重視し、エジプト遠征に参加する25人のメンバーをフル活用するものとみられる。

キム監督は去る10月、A代表とのスペシャルマッチで第1戦と第2戦の先発ラインナップを8人も入れ替えた。特に第2戦では、前後半でゴールキーパーも交代させていた。

今回のエジプト遠征には海外組が7人合流する。A代表経験もあるペク・スンホ(23、ダルムシュタット)やイ・スンウ(22、シント=トロイデン)はじめ、キム・ヒョンウ(21、NKイストラ)、イ・ジェイク(21、アントワープ)、キム・ジョンミン(21、ヴィトーリア・ギマランイス)、チョン・ウヨン(21、フライブルク)、チョン・ソンフン(20、アウクスブルク)がそのメンバーだ。

イ・スンウ(左)とペク・スンホ

セレッソ大阪のGKアン・ジュンス(22)も合流予定だったが、所属チーム内での新型コロナ感染者発覚のため見送りに。代わりに、ホ・ジャウン(22、城南FC)が招集された。

キム監督は記者会見で「欧州選手のチェックは今回が最後」と強調していた。また、キム・ガンサン(22、富川FC1995)やイ・スビン(20、全北現代モータース)といった初招集選手の力量も確認する。

U-23韓国代表の究極的な目標は、翌2021年に行われる東京五輪だ。

オリンピックにエントリーできる人数はわずか18人。そこにはオーバーエイジ枠3人も含まれているため、関門はさらに狭い。だからこそ、現時点から最適解のメンバーを選抜していく必要がある。

キム監督は「ブラジル、エジプトという強豪と対戦することになった。ボコボコにされてこそ、精神を正すのではないか」と強気に話していた。はたして、どの選手がキム監督の心をつかむことができるのだろうか。

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