韓国代表FWファン・ヒチャン(28、ウルヴァーハンプトン)が、またしても人種差別を受けた。
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英『BBC』は7月16日(日本時間)、「ウルヴァーハンプトンのアタッカー、ファン・ヒチャンが、スペインで行われたコモとのプレシーズンマッチで、人種差別的発言の標的になった」と報道した。
状況はこうだった。ファン・ヒチャンが後半に途中交代で出場した際、コモの選手から人種差別的発言を聞いたという。これにチームメイトのMFダニエル・ポデンセ(28)が激高し、差別発言をした選手に向かって拳を振り上げると、退場させられる事態に。ポデンセだけでなく、ほかのチームメイトも怒りを表出した。
試合後、ウルヴァーハンプトンのガリー・オニール監督も憤りを隠せなかった。「ファン・ヒチャンが人種差別的な発言を聞いた。彼に(試合中)もうプレーをやめるかと聞いたが、最後までプレーすると言っていた。苦しい時もチームを最優先に考えた。彼は全面的な支援を受けなければならない」としてファン・ヒチャンを保護した。
そしてクラブも、「いかなる形であれ人種差別は容認できない。今回の事件と関連して欧州サッカー連盟(UEFA)に公式抗議書を提出する」と声明を発表している状況だ。
なお、ファン・ヒチャンに対する人種差別は今回が初めてではない。2022年、ポルトガルでのプレシーズンマッチ際、観客席から人種差別的な悪口を言われたこともある。当時、ファン・ヒチャンはSNSで、「誰もこのようなことを体験してはならない」と声を高めたりもした。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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