「東京五輪では銅メダル以上を。オーバーエイジは…」U-23韓国キム・ハクボム監督が激白【インタビュー】

U-23韓国代表率いるキム・ハクボム監督の目標は揺るぎない。20102年ロンドン五輪での銅メダル以上を望んでいる。

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アジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権で優勝し、1月28日に帰国したU-23韓国代表。キム監督は「毎試合が山場と考えていた。難しい状況だったが選手はよく頑張ってくれた。選手と力を合わせ得た優勝であり、大きな価値がある」と、優勝の所感を明かした。

(写真提供=韓国サッカー協会)キム・ハクボム監督

今大会、キム監督は変幻自在な先発メンバー構成で相手チームを混乱の渦に巻き込んだ。リスクは当然あったが、彼の采配は結果的に成功だった。「中3日間隔でこなさなければならない試合と移動。ホテルから競技場までの距離も遠く、まともに試合するには厳しい状況だった」とキム監督は話す。

そして、キム監督は「突出した選手はいなくても、頑張れる選手は多い。たとえ誰が出ても、熱心にプレーすれば負けないという確信があった。選手への信頼があったからこそ、果敢な変化を加えることができた」と選手をたたえた。

キム監督率いるU-23韓国代表は2020年東京五輪への出場権を得た。グループ分けは来る4月20日に行われる。

目標はすでに定まった。「時期尚早かもしれないが、目標は変わらない。2012年ロンドン五輪で獲得した銅メダル以上だ。記録は破られるためにあるもの。(記録を)打ち破りたい」と、キム監督は力強く決意した。

帰国後、仁川国際空港で祝福を受けるU-23韓国代表

目標は具体化されているが、オリンピックのエントリーに関する構想は何も確定していない。「基準を定めたくない。たとえ試合に出られていなくても、必要な存在であれば招集する。チームに必要であり、助けになる選手。そして、結果を出せる選手が必要だ」とキム監督は強調した。

オリンピックでは最大3人までオーバーエイジ枠を選出できる。キム監督は2018年のジャカルタ・アジア大会でソン・フンミン、ファン・ウィジョ、チョ・ヒョヌをオーバーエイジ枠で招集した。

キム監督は「オーバーエイジ枠は対戦相手が決まったら選定するだろう。チームの輪郭はグループ編成以降に定まるはずだ。すべての選手が該当する。熟慮して最終メンバーを決定したい」と語る。

報道陣のインタビューに応えるキム監督

大会を終えたU-23韓国代表の選手たちは、各自所属チームに戻り新シーズンの準備を始める。所属チームでの活躍次第では、オリンピックのエントリーに影響を及ぼす可能性もある。

キム監督は選手たちに向け「負傷のないことを祈る。負傷してしまえば選出過程に支障が出る。けがなく所属チームでプレーしてくれることを願う」と、激励の言葉を欠かさなかった。

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