“パーフェクトリレー”を達成した侍ジャパンに韓国も驚きを隠せない様子だ。
井端弘和監督率いる侍ジャパンは3月7日、京セラドーム大阪で行われた欧州代表との強化試合第2戦で2-0の勝利を収めた。
日本は6人の投手が登板し、9回まで一人も出塁させない“パーフェクトゲーム”を完成させた。欧州代表打線を三振15個、内野ゴロ8戸、内野フライ1個、外野フライ3個で縛り付けた。
先発投手は大学生の金丸夢斗(21、関西大3年)が務め、2回4奪三振の快投でスタートした。初回は先頭2人を連続で空振り三振に仕留め、二死から三ゴロでイニングを終えた。2回も三振、中飛、三振で切り抜けた。
2番手は同じく大学生の中村優斗(21、愛知工業大3年)が登板。最速157kmの剛速球を駆使して1回を二ゴロ、空振り三振、遊ゴロの三者凡退で切り抜けた。
打線では2回、相手三塁手の失策と内野ゴロ、死球で一死一、三塁のチャンスを掴むと、代表初選出の山本祐大(25、横浜DeNAベイスターズ)の犠飛で先制に成功した。
4回からはプロ投手が登板。松山晋也(23、中日ドラゴンズ)が1回1奪三振、渡辺翔太(23、東北楽天ゴールデンイーグルス)が1回2奪三振をそれぞれ記録した。
6回からは隅田知一郎(24、埼玉西武ライオンズ)が登板し、2回4奪三振の威力を発揮した。8回には種市篤暉(25、千葉ロッテマリーンズ)が登板し、2回3奪三振でパーフェクトゲームを完成させた。
日本の投手陣では、特に隅田の投球が圧巻だった。
6回、シャーロン・スコープ(36、オランダ)、マルティン・ムジーク(27、チェコ)、エディソン・ヴァレリオ(29、スペイン)を相手に3打者連続三球三振を記録した。「1回9球3奪三振」の「無欠点イニング」を記録したのだ。
スコープにはストレート(144km)、チェンジアップ(123km)、チェンジアップ(127km)、ムジークにはストレート(148km)、カーブ(118km)、チェンジアップ(125km)、ヴァレリオにはカーブ(118km)、チェンジアップ(124km)、チェンジアップ(128km)を投じ、いずれも空振り三振を奪った。
隅田は昨年11月、東京ドームで行われたアジアプロ野球チャンピオンシップの韓国戦でも登板し、驚異的なピッチングを披露したことがある。隅田は予選で韓国相手に先発登板し、7回3被安打、1四球、7奪三振の無失点で勝利投手になった。
7回には日本の野手の決定的な好守備もあった。
前日の第1戦で交代出場し、2打数2安打1打点を記録した西川史礁(20、青山学院大3年)は今回、「1番・中堅手」で先発出場。7回、先頭打者デラノ・セラザ(24、オランダ)が左中間に抜ける安打性の打球を放ったが、西川が素早い反応でダイビングキャッチし、パーフェクトゲームを助けた。
日本は8回、二死一、二塁で内野ゴロの打球時に相手遊撃手のミスがあり、追加点を得て2-0と点差を広げた。日本が挙げた2点は、いずれも相手のミスで得た幸運の点数だった。
8回から登板した種市は、8回を内野ゴロ3つで終え、9回は3打者連続空振り三振で試合を終えた。最後の決め球は147kmのフォークだった。
6日の第1戦で欧州代表に5-0の完勝を収めていた日本は、第2戦でパーフェクトの大記録を達成し、ファンから大きな歓声で祝福を受けていた。
(記事提供=OSEN)
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