「近いうちに去就が決まる」メジャー挑戦キム・グァンヒョンの契約規模はどうなる?

ポスティングシステムでメジャー進出を図るキム・グァンヒョン(31)に、熱い関心が注がれている。

サンディエゴで開催中のウィンターミーティングで、キム・グァンヒョンへの関心が高い球団がとても多いと知らされているのだ。

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ウィンターミーティングに参加した関係者は、「キム・グァンヒョンへの関心は日を追うごとに大きくなっている。韓国プロ野球球団関係者にキム・グァンヒョンの数字以外の情報を訪ねるチームもいれば、真剣に交渉テーブルを設ける動きも見られている。ウィンターミーティング中の契約はないかもしれないが、近いうちに去就が決まるだろう」と伝えた。

キム・グァンヒョン

現地メディアでも、サンディエゴ・パドレスやシカゴ・カブス、ニューヨーク・メッツなどが候補に挙げられている。

韓国プロ野球の斗山ベアーズを離れ、メジャー復帰に成功したジョシュ・リンドブロム(32)が、キム・グァンヒョンの契約規模を計るバロメーターとなるだろう。

リンドブロムはミルウォーキー・ブルワーズと3年912万5000ドルの契約を結んだ。オプションを達成すれば、最大1800万ドルまでもらえる条件だ。1年平均300万ドルを超える契約であり、特別な異常さえなければ着実に適用されるものとみられる。

ジョシュ・リンドブロム

キム・グァンヒョンも、同じく1年平均300万ドル水準の契約を結ぶとの見方が多い。4年基準で1200万ドルが保証されるという意味だ。

他のメジャー関係者は、「左腕に加えて速球を投げられる点、肘の靭帯接合手術後の復活に成功した点などが高く評価されている。高速スライダーやフォーク、カーブなどの変化球を駆使する点も興味深いが、一番のカギはブレーキングボールの制球だ」と話した。

フォーシームやスライダーを見れば、先発よりも途中登板の方が適していると評価されている。豊富な先発経験や、韓国シリーズをはじめとした短期決戦の経験もプラスの要因だろう。ここに変化球のコントロールまで認められれば、先発起用も保証されるはずだ。

スウィングマンなのか先発なのかで、契約金に差が表れると考えるのは当然だろう。しかし、そんなキム・グァンヒョンに1年平均300万ドルを投資する球団がいるというのが、現地関係者の見方だ。

韓国プロ野球出身選手がメジャーでも成功している点も、キム・グァンヒョンをこう評価するひとつの根拠となりえる。

(画像=CBSスポーツキャプチャー)メリル・ケリー

FA(フリーエージェント)市場をにぎわせているリュ・ヒョンジンをはじめ、2015年から2018年まで韓国プロ野球のSKワイバーンズに所属し、今年からアリゾナ・ダイヤモンドバックスでプレーするメリル・ケリー(31)の活躍もポジティブな要素だろう。

特に2年550万ドルの契約を結んだケリーは、アリゾナの先発5番手として活躍し、13勝14敗の防御率4.42という成績を残した。コストパフォーマンスでいえばとても優れた成績といえる。

ケリーはSK時代、4シーズンで119試合に出場し、48勝32敗で防御率3.86を記録していた。キム・グァンヒョンは手術により離脱した2017年を除いても、直近4シーズンで53勝28敗の防御率3.23と、ケリーよりも優れた成績を挙げている。

韓国プロ野球ではケリーやリンドブロムよりも、キム・グァンヒョンの活躍がより目覚ましかったという点を考慮しても、彼らの契約金がキム・グァンヒョンにも影響を及ぼすとみられる。

2年前のポスティングでは200万ドルが最高額だったキム・グァンヒョン。大きく評価を上げることができるか、注目が集まる。

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