兵役逃れを図った韓国プロバレー選手に有罪判決…ブローカーに5000万払い“嘘のてんかん”演じる

嘘の病気で兵役を逃れようとした韓国のプロバレーボール選手が有罪判決を言い渡された。

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ソウル南部地裁・刑事9単独(キム・ユンヒ判事)は5月24日、兵役法違反などの疑いで在宅起訴されたチョ・ジェソン(27)に懲役1年、執行猶予2年を宣告した。

チョ・ジェソン側の弁護人は、本人が厳しい生計のため兵役を延期しようとしただけで、罪を免れようとしたわけではないと主張したが、これを裁判所は受け入れなかった。

裁判所は「被告人が最終的に身体等級5級判定を受け、事実上兵役義務を免除されることを目的に、ク氏(ブローカー)に巨額を払って契約した事実が認められる」としつつ、「初犯である点、捜査機関に犯行を自白した点、京仁(キョンイン)地方兵務庁から社会服務要員通知を受け、5月25日に召集を控えている点」などを量刑理由として考慮したことも伝えた。

(写真提供=KOVO)チョ・ジェソン

韓国プロバレーVリーグ男子部の安山OK金融グループ・ウトメンに在籍していたチョ・ジェソンは、昨年12月末に兵役逃れを画策していたことが発覚した。

当初、チョ・ジェソンは現役入隊対象者だったにもかかわらず、嘘の“てんかん”の症状を訴え、今年2月の再検査で社会服務要員(4級)判定を受けていたのだ。チョ・ジェソンは「PCゲームをしている最中に発作が起きた」と話していたという。

この過程で、同時期に病気の症状などを偽って兵役免除、または減免を受けられるようにした疑い(兵役法違反)で拘束されたブローカーのク氏と過去に接触し、5000万ウォン(日本円=約500万円)を支払って「嘘のてんかんのシナリオ」を提供されていた事実も明らかになった。

チョ・ジェソンは兵役逃れを画策した理由について、「家庭の事情が良くないため、入隊延期を調べる過程でポータルサイトが認証する専門家を知ることになった。そうして兵役不正という取り返しのつかない犯罪に加担することになった」と告白。

過去に実兄の事業に投資するも、金銭的に大きな損失を被ったことがあるとし、「少しでも多くの借金を返済するため、入隊延期を調べて過ちを犯すことになった」と主張した。ただ、「どんな言葉も言い訳に過ぎないということを知っている。世間の事情に無知で判断力が薄れた」とし、「兵役の義務を果たしている方々、バレーボールファン、所属球団と選手団にも心より謝罪する。今後、誠実に検察の取り調べを受け、罰を受ける。一生反省しながら生きていく」と深く謝罪していた。

結局、ブローカー拘束後にチームに兵役逃れ画策の事実を自己申告したチョ・ジェソンは、今年1月に被疑者としてソウル南部地方検察庁に出席して取り調べを受けた後、4月の1次公判で検察から懲役1年を求刑されていた。

なお、ソウル南部地検と兵務庁は兵役逃れを画策した人たちに対する合同捜査を実施。チョ・ジェソンのほか、K-POPボーイズグループVIXXのRAVI、ラッパーのnafla、俳優ソン・ドクホなど、兵役不正者109人、ブローカー2人、公務員5人、共犯者21人の計137人を摘発していた。

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