2021年8月。東京五輪で抱いた残念さは今も胸の奥底にある。今年3月にはより大きな大会で、より強力な相手に立ち向かうことになるが、“必死即生”の覚悟で戦うしかない。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場する野球韓国代表の外野手パク・ヘミン(32、LGツインズ)が、世界最高の舞台を控えた現在の心境を明かした。
パク・ヘミンにとってWBCは常に夢見てきた“戦場”だった。WBCにまつわる思い出を聞くと、彼は微笑みながらこう語った。
「2006年のWBCが今も鮮明に思い出される。当時の自分はプロになりたい高校2年生だった。“韓日戦”でイ・スンヨプ監督(斗山ベアーズ)が放ったホームラン、イ・ジョンボム・コーチ(LGツインズ)の左中間を切り裂く適時打は今も覚えている。いつか必ず出場したい大会と思っていたが、その夢が叶って本当に光栄だ」