センターバックのキム・ヨングォン、キム・ミンジェは中央でバランスを取り、相手ストライカーを上手く抑え込んだ。また、正確なパスでビルドアップの起点にもなった。
サイドバックのキム・ジンス、キム・ムンファンも、攻守にわたりバランスの取れたパフォーマンスを披露した。特に、キム・ムンファンはファン・ウィジョの決定機につながる正確無比なグラウンダークロス、さらにはヌニェスを上手く抑えた守備力など、攻守で目立った存在感を見せた。
最終ライン4枚は、有機的ながらもしっかりと練られたDFで最終ラインの定石を見せてくれた。
守護神のキム・スンギュも、枠内シュートを許さない安定したプレーでクリーンシートに成功した。5人の「キム」全員が活躍した試合だった。
韓国代表のサッカーは守備陣のビルドアップから始まる。ウルグアイ戦ではロングボールも織り交ぜてゲームをコントロールしたが、基本はショートパスが核心だった。後方から正確なパスが続いたことで、チーム全体がスムーズに前進することができた。
5人の「キム」を起用したベント監督の采配は的中したわけだ。来る27日にはガーナ代表との第2節を控えているが、再び同じ5人が先発に名を連ねるのか注目したい。
なお、韓国代表のカタールW杯メンバー26人では、ウルグアイ戦で出場した守備陣5人のほか、DFキム・テファン(33、蔚山現代)が「キム」を姓としている。ちなみに、FWとMFの選手に「キム」を姓とする選手はいない。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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