韓国プロ野球KBOリーグのオールスターゲームが3年ぶりに帰ってくる。
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韓国野球委員会(KBO)は、「新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく中断されていたKBOオールスターゲームが、再びファンとの胸ときめく出会いを準備している。オールスターフライデーに続き、7月16日に開催されるKBOスターたちの祝祭“2022新韓銀行SOL KBOオールスターゲーム”のイベント計画を確定した」と発表した。
ソウルの蚕室(チャムシル)球場で行われるオールスターゲームは、15時スタートのファンサイン会から幕を開ける。グラウンド外野芝生で行われるファンサイン会は、例年よりも運営時間を拡大し、多くのファンがより余裕をもってサインを受け、フォトタイムを持てるようにする計画だ。
KBOは来る12日までに、オールスターゲームのチケットを予約購入したファンを対象に、120人を抽選し、1人2枚ずつ、計240人にファンサイン会の参加券を贈呈する。当選者は、13日にKBOホームページで公示されるか、個別に連絡が届く。
ファンサイン会が行われている間は、球場の外にあるファンフェスタゾーンでも選手と会うことができる。ファンフェスタゾーンに用意された「ベースボール5」競技場では、ドリームオールスター、ナヌム(分かち合い)オールスターから各2人ずつ、計4人が参加し、ファンとともにベースボール5のミニゲームを体験する時間を持つ。
ベースボール5は、WBSC(国際野球ソフトボール連盟)が2018年に公式命名したスポーツで、基本的な野球のルールに従いながら、別途の装備なしにゴムボール1つで楽しめる5対5の野球ゲームだ。ファンの参加者は予約購入者のなかから選定する。
ファンサイン会の後、16時20分からは選手とファンがともに走る「新韓銀行SOLスーパーレース」がグラウンドで開催される。
2019年の初披露時に大きな反響を呼んだスーパーレースは、各球団から2人の選手が公募で選定され、子どもファンと保護者2人、そして球団マスコットとともにチームを組んでトーナメントを勝ち抜くというリレーゲームだ。2019年はキウム・ヒーローズが優勝したが、2大会連続で選手とファンのコンビネーションの良さを披露することができるだろうか。
また、今回のオールスターゲームでは、韓国プロ野球発足40周年を記念して、楽しさとともに感動を届ける時間も用意している。
今年6月、各球団GM、監督、選手など162人の専門家による投票と、ファン投票によって選ばれた“レジェンド40人”のなかの最多得票者4人が、この日現地で初公開される。KBOは試合前にレジェンド4人に授賞を行い、記念ユニホーム、帽子、トロフィーを授与する予定だ。
その後、国歌斉唱を皮切りに、全10球団のファンが参加する特別な始球式を経て、18時からオールスターゲームの本試合が行われる。チームは“ナヌムオールスター(LGツインズ、キウム・ヒーローズ、NCダイノス、KIAタイガース、ハンファ・イーグルス)”と“ドリームオールスター(KTウィズ、斗山ベアーズ、サムスン・ライオンズ、SSGランダース、ロッテ・ジャイアンツ)”に分かれ、ドリームオールスターが一塁側ダグアウトを使用する。
クリーニングタイム終了後には、元オリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークスのイ・デホ(40、ロッテ・ジャイアンツ)の引退ツアーがグラウンドで行われる。
今回で自身10度目のオールスターゲーム選出となったイ・デホは、引退ツアーの舞台を通じて感謝の挨拶と思いを伝えるなど、10球団のファンと特別な時間を持つ予定だ。また、KBOはイ・デホの引退を記念して、意味あるプレゼントも伝達する予定だ。
そして、最後は華やかな花火を放ち、蚕室球場の上空を綺麗に彩ってオールスターゲームを終える計画だ。
なお、ファンフェスタゾーンや始球式の詳細は今後順次発表される予定であり、各種イベントに参加する選手は、各球団の推薦選手発表以降に確定する。
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