韓国男子プロゴルファーのキム・ビオ(31)が、韓国プロゴルフ協会(KPGA)とアジアンツアーが共同主管するメジャー大会で久しぶりに優勝の栄光を味わった。
キム・ビオは5月8日、京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市の南ソウルCCで行われた「第41回GSカルテックス毎経オープン」最終ラウンドで1オーバーの「72」を記録。
通算9アンダーの「275」とし、日本ツアー通算2勝のチョ・ミンギュ(33)を2打差で引き離して優勝を果たした。
2010年の「ジョニー・ウォーカー・オープン」でKPGAコリアンツアー初優勝を果たしたキム・ビオは、2012年の「第31回GSカルテックス毎経オープン」で通算2勝目を達成。それ以来、10年ぶりに同大会で優勝を果たしたキム・ビオは、同大会6人目の複数優勝経験者となった。
そんなキム・ビオは、約2年前にとある行動で物議を醸したことがあった。2019年9月に行われた「DGB金融グループボルビック大邱慶北オープン」の最終ラウンドで、ギャラリーの騒音に腹を立て、中指を立てるジェスチャーをギャラリーに向けて行ったのだ。
この行動は大きく問題視され、協会からは3年間の資格停止処分が下された。ただ、最終的に1年間の資格停止に減免され、代わりにボランティア活動120時間が付与された。キム・ビオはこの間、ボランティアなど善行に励みながら、ゴルフファンの許しを請うた。
大会を終えて、「あれ以来、初めてギャラリーが入った大会なので緊張したが、初日からファンの温かい応援を感じた」と振り返ったキム・ビオ。「より一層努力をし、ファンとともにする選手になる」と今後の決意を語っていた。
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