3月19日、明治安田生命J1リーグ第5節が埼玉スタジアム2002で行われ、ホームの浦和レッズがジュビロ磐田に4-1で快勝した。
試合は前後半通して浦和が圧倒する展開。前半8分、コーナーキックからDF犬飼智也のヘディングで浦和が先制に成功すると、その3分後にFWキャスパー・ユンカーのゴールで追加点。同14分にはセットプレーから磐田に1点を返されるも、同37分に相手のハンドで得たPKをDFアレクサンダー・ショルツが冷静に沈め、前半を3-1の2点リードで終える。
後半も浦和ペースは変わらず、ハーフタイムからの途中出場でJリーグ・デビューを飾ったMFダヴィド・モーベルグが、開始3分でデビューゴールを挙げ3点差に広げる。以降、スコアは動かず、浦和が4-1で今季リーグ戦2勝目を挙げた。
試合後、浦和のリカルド・ロドリゲス監督は「今日は良い試合ができた。前半には複数得点が生まれ、さらにゴールが入ってもおかしくないチャンスもたくさん作ることができた。今回こういう勝ち方をできたことはチームにとって大きな自信になる」と、選手のパフォーマンスを称えていた。
そんな浦和は今シーズン、2019年以来3年ぶりとなるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)への出場を控えている。ACLグループステージは4月15日から5月1日まで行われ、浦和レッズ、山東泰山(中国)、大邱(テグ)FC(韓国)、ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)が同居するグループFはタイのブリーラムで開催される。
なかでも、大邱FCは去る15日のACLプレーオフでブリーラム・ユナイテッド(タイ)をPK戦の末に下し、2大会連続3回目となるグループステージ進出を決めた。
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浦和と大邱FCの対戦は今回が初であり、大邱FCはこれまで2019年大会グループステージでサンフレッチェ広島、2021年大会グループステージで川崎フロンターレ、決勝トーナメント1回戦で名古屋グランパスといった日本勢と対戦してきたが、結果は5戦全敗と一度も勝てていない。それだけに、今季ACLでは浦和とどのような戦いを繰り広げるかに注目が集まる。
代表ウィークを挟み、ACLグループステージまでにリーグ戦3試合を戦う浦和。今回の磐田戦の大勝を機にACLまでさらに調子を引き上げられるか、今後の戦いぶりを注視したい。
(文=姜 亨起)
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