壬寅年（黒い寅年）を迎えた2022年、新シーズンの韓国女子ツアーで活躍する選手は誰なのだろうか。
韓国女子プロゴルフ協会（KLPGA）は1月7日、2022年を迎えて年女となった寅年の韓国女子ゴルファーの意気込みを伝えた。
まずは、2021シーズンに出場25大会で6勝を挙げ、年間MVPに相当する大賞をはじめ賞金女王、最多勝といったタイトルを席巻したパク・ミンジ（23）が決意を伝えた。
昨季の活躍ぶりを100点満点中94点と自ら評価したパク・ミンジ。
「予選通過に失敗した大会当たり1点を減らして、惜しかった点もハッキリあったので94点にしました。特に昨季後半戦は体力的に苦しかったので、最近は体力面を気にしながらトレーニングをしています。今季は100点から減点される点数が出ないように頑張りたいです」と新年の抱負を語った。
そして、「昨年は最高のシーズンを過ごしましたが、ゴルフファンやギャラリーの皆さんと一緒にいられなかったことが一番残念でした。今季は状況が良くなってギャラリーの皆さんとフィールドで会えることを願っています。良いパフォーマンスを直接お見せしたいです」と伝えた。
昨季は自身初となるシーズン2勝を記録するなど、キャリアハイの1年を過ごしたイ・ソミ（23）は、壬寅年を迎え心機一転し、再びスタートラインに立つ準備をしている。
イ・ソミは「シーズン2勝を挙げられたこともありますが、自分が満足できるプレーをできたので、昨季の自分には90点をあげたいです」と昨季を振り返りつつ、100点満点から10点減点した理由を「惜しかったこともあったので5点をマイナスし、今季はもっと頑張って100点を目指そうという意味で、もう5点を減らしました」と語った。
ルーキー時代に優勝経験がなかったイ・ソミは、当時を残念がりつつも、来る2022シーズンは新人の頃の心構えに戻る決意を表した。当時の一生懸命さと謙虚さを胸に抱いてプレーするという意味だ。
イ・ソミは「今は有酸素運動を頑張っています。後半戦まで疲れない鉄の腕と足を持つ“鋼鉄イ・ソミ”として生まれ変わります。そのイ・ソミが新人の頃の姿勢に戻って謙虚な気持ちでプレーできれば、昨季は2勝を挙げられただけに、今季は3勝できると信じています。多くの応援をお願いします」と意気込んだ。
優勝こそなかったものの、昨季の正規ツアー（1部）で安定した活躍を見せ、ゴルフファンの注目を集めたホ・ダビン（23）、キム・ウジョン（23）、キム・ユビン（23）は、壬寅年の機運で初勝利を狙う。
昨季は目前にして優勝を逃したこともあったホ・ダビンは、今季こそトロフィーを掲げることを目標に掲げている。
「2021シーズンは自己最多の賞金額を稼ぎましたが、惜しさが残ります。体力が不足していると感じたので、その部分を補おうと頑張っています」とし、「これまではゴルフを楽しみながらやってきました。今季は楽しさのなかに切実さを加えてプレーしたいです。虎の機運で初勝利を成し遂げられるよう、応援してください」と覚悟を伝えた。
キム・ウジョンも、「2021シーズンは自分の足りない部分を悟る重要な年でした。2022シーズンの目標は言うまでもなく優勝です。初優勝とともに、リーダーボード上位に名を連ねる選手になることも目標にしています」とし、「着実に良い成績を出すためには体力が重要なので、一生懸命トレーニングをしています。新シーズンが始まるまで徹底的に準備し、2022シーズンには良い姿でお会いしたいです」と意欲を示した。
昨季にイーグル2回、ホールインワン2回達成と、新たな“アイアン強者”に名乗り出たキム・ユビンは、悔しさと未練を振り切って再び立ち上がる準備を終えた。
キム・ユビンは「当然、2022シーズンはもっと良い成績を出したい気持ちが大きいです。冬の間にショートゲームでのテクニックをアップグレードして戻ってくるので、これまでのように多くの期待と応援をお願いしたいです」と決意を述べた。
このほか、韓国女子ツアー通算1勝のイ・スンヨン（23）、イム・ジニ（23）は自身2勝目に挑戦。昨季ドリームツアー（2部）で賞金ランキング3位に輝いた2017年新人王のチャン・ウンス（23）、賞金ランキング9位のチョ・ウネ（23）は、“水滴石を穿つ”思いで正規ツアー（1部）復帰に乗り出す。
壬寅年の2022年、果たして選手たちは虎の機運を受けてどんなプレーを披露してくれるのだろうか。来る新シーズンでの活躍ぶりに注目が集まる。
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