韓国男子ツアーでまた新たな有望株がデビューすることになった。それも、かつて『冬のソナタ』で日本に韓流ブームを巻き起こした“ヨン様”ことペ・ヨンジュンと同名の選手だ。
2000年10月生まれの21歳ペ・ヨンジュンは、2018年から2020年まで韓国代表として活動した期待の男子ゴルファー。各種アマチュア大会で軒並みトロフィーを掲げるなど、若くして頭角を現した選手だ。
そんなペ・ヨンジュンは、昨年にKPGA(韓国プロゴルフ協会)ツアープロ(正会員)資格を取得。今年から2部ツアーのスリクソンツアーに参戦し、プロの道を歩み始めた。
すると、今年5月にコリアンツアー(1部)の大会「第40回GSカルテックス毎経オープン」に推薦枠で出場したのを皮切りに、7月に同じく推薦枠で出場した「ウソン総合建設アラミルCC釜山慶南オープン」で3位タイを記録。
直前大会を5位以内に終えた選手に次回大会の出場権を与える原則に伴い、続けて出場した「YAMAHA·HONORS KオープンwithソラゴCC」でも単独3位と優れた結果を収めたのだ。
その後も、「第64回KPGA選手権大会with A-ONE CC」「第37回新韓東海オープン」「ジェネシスチャンピオンシップ」「LG SIGNATUREプレイヤーズ・チャンピオンシップ」といったコリアンツアーの複数大会に出場。今季出場したコリアンツアー7大会すべてで予選を通過し、うち3大会でトップ10入りに成功した。
そして、1部ツアー賞金ランキングで堂々37位(1億3635万2895ウォン=約1363万円)に入り、2022年のコリアンツアー出場権を獲得した。
ペ・ヨンジュンはKPGAを通じて「新人としてツアーデビューできることにワクワクしている」とし、「開幕に向けてトレーニングに集中している。2021年の活躍で多くのゴルフファンが自分に対してたくさん期待してくれていることを知っている。2022シーズンはルーキーとして今年よりも大きな突風を巻き起こしたい」と意気込みを語った。
また、「ウソン総合建設アラミルCC釜山慶南オープンで3位タイを記録してから自信がついた。2022年にはもっと良い成績を出さなければならないプレッシャーもあるが、逆にある程度緊張感があった方が試合で集中力が高まるなど、役立つこともある」と、新人らしからぬ余裕ある姿も見せた。
来季の目標は当然、生涯で一度しか受賞チャンスがない新人賞を獲ることだ。
ペ・ヨンジュンは最後に、「2018年のホ・ジョング杯第65回韓国アマチュアゴルフ選手権大会で優勝した当時のコースである南ソウルCCで良い思い出が多い。(同じ会場で開催される)第41回GSカルテックス毎経オープンで優勝すれば意味深いだろう」とし、「地道に良い結果を残して、新人賞に自分の名前を残したい」と語った。
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