韓国代表DFキム・ヨングォン(31、ガンバ大阪)が、アウェーで迎えるイラン代表戦での必勝を誓った。
韓国代表は10月12日、2022年カタールW杯アジア最終予選グループA第4戦のイラン代表戦をアウェーのアザディ・スタジアムで戦う。
試合を前日に控えた11日、韓国サッカー協会(KFA)はキム・ヨングォンとのインタビューを公開した。
「ホームでシリア代表と対戦し勝利を収めた。回復トレーニングもして雰囲気も良い。イランに到着して多少疲労はあるが、選手たちはポジティブに考えている」と話すキム・ヨングォン。
去る2017年8月、ホームで行われたロシアW杯最終予選のイラン代表戦ではキャプテンマークを巻いて出場するも、試合は0-0の引き分けに終わった。「イランは常に積極的なチームだ。フィジカル面で強いと感じている。粘り強く、攻撃陣も得点力がある。簡単なチームではないと感じたし、今もそう思っている」と警戒心を明かす。
首都テヘランに位置するアザディ・スタジアムはアウェーチームの“墓場”だ。特に韓国代表は1974年9月の初めてのアウェーゲームを皮切りに過去2分5敗と一度も勝利したことがない。
キム・ヨングォンは「難しいのは事実だ。韓国とは気候から温度差まであらゆる点が異なる」と厳しさを認めつつも、「相手も同じ状況で試合をする。どちらかのチームが有利というより、相手が対処し辛い方法を考えて攻略する。選手たちも“相手も同じ状況なんだ”ということを認知し、もっと気楽に試合をしたい」と伝えた。
イラン代表との相性の悪さから、韓国代表は引き分け狙いが現実的だという声もある。ただ、「現実的ではない目標はない。望む勝ち点は3点だ。勝利にフォーカスして準備していく」と、キム・ヨングォンはあくまで勝利を目標に掲げた。
そして最後に、「韓国はイランとのアウェー戦で勝利したことがない。後輩のためにもジンクスを破ってこそ、今後の韓国サッカーがイランと対戦しやすくなるだろう。今回こそは必ず勝利できるように努力する。選手とコーチングスタッフが一丸となって試合をしたい」と必勝を誓った。
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