かつて2017~2019年に東京ヤクルトスワローズで活躍し、現在は韓国プロ野球KBOリーグのサムスン・ライオンズに在籍する右腕投手デイビッド・ブキャナン(32)が、球団新記録更新を目前としている。
ブキャナンは10月6日、高尺(コチョク)スカイドームで行われたキウム・ヒーローズとのビジターゲームで先発登板。6イニングで92球を投げ、6被安打9奪三振1失点の好投を披露した。試合は9-3でサムスンが勝利している。
この日、ブキャナンは前回登板した去る9月30日のハンファ・イーグルス戦に続き、2試合連続でクオリティ・スタート(QS/先発6イニング以上で3失点以下)に成功。さらにはシーズン14勝目(5敗)の大台に乗った。
2020年のサムスン加入から2年目のシーズンを戦うブキャナンは、加入初年度の2020シーズンに27試合15勝(7敗)を記録。サムスンの外国人投手としては2015年以来5年ぶりに二桁勝利を収めた。
サムスンの歴代外国人投手のうち10勝以上を挙げた選手ではブキャナンが12番目。外国人投手最多勝は1998年にスコット・ベイカー、そして2020年にブキャナンが記録した15勝だ。
そして2021シーズン、現在まで14勝を挙げているブキャナンは新記録更新に挑戦しようとしている。
サムスンは現時点でレギュラーシーズン残り14試合としている。これまで26試合に登板したブキャナンは今後2~3試合の登板が見込まれる。そのため、あと2勝さえ挙げればブキャナンはサムスンの外国人投手最多勝記録を更新することになる。
また、2013年以来にサムスンから最多勝投手が誕生する可能性もある。サムスンは過去6度(1985、1987、2004、2009、2012、2013年)最多勝投手を輩出しているが、外国人投手は一度も選ばれたことがない。
6日の勝利で勝利数首位タイに浮上したブキャナンは、サムスン史上初となる外国人投手の最多勝獲得を目指す。
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