韓国Kリーグ監督が一部メディアの報道に怒り…「監督のミスだけ指摘すれば良い」と激昂したワケ

2021年08月20日 サッカー #Kリーグ

韓国サッカー界で“紳士”と呼ばれるソウルイーランドFCのチョン・ジョンヨン監督が、異例とも言える声を上げた。

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チョン監督は8月18日、蚕室(チャムシル)オリンピック主競技場で行われたKリーグ2(2部)第22節のFC安養(アニャン)戦後の記者会見で、やや激高した口調で発言した。

チョン監督は「球団でもグループでも、チームのために最善を尽くして何とか支援しようとしている。しかし、推測性のある記事のせいで、大きな構想を描いている状況に支障をきたすことがある」とし、「こうした記事のせいで力が抜ける。選手たちも同じだ。選手と指導者の間でリスペクトも重要だが、記者も基本的な尊重は必要だと思う」と述べた。

「ファクトではない記事は“違う”」

最近、韓国のとあるインターネットメディアは、ソウルイーランドの現在の状況を否定的に表現した。移籍市場で超過支出したことを内部でも懸念し、投資をしても成績を出せない状況が、サッカー界全体に悪影響を及ぼしかねないという内容を骨子とした報道だった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)チョン・ジョンヨン監督

チョン監督は「代表チームにいるときの雰囲気で説明したい」とし、「チャンピオンシップ出場チケットを何とか手に入れた。雰囲気も悪くなかった。しかし、“そのような形でワールドカップに出て上手くできるのか”というニュアンスの記事が出た。翌日、選手の雰囲気は盛り下がった。こういうことだ。グループであれ球団であれ、我々に影響を与えている状況だ。ファクトではない記事、記事に匿名が入ったような記事は違うのではないかと思う」と、懸念を示した。

ソウルイーランドは最近、多くの悪材料に見舞われていた。すでに雰囲気が沈んだ状況なだけに、記事一つ一つにより過敏に反応するしかない。チョン監督は韓国サッカー界では紳士として認められ、慎重な言動をすることで有名だが、この日だけは異例に声を荒げた。

その代わり、チョン監督は自身の采配に関する批判は謙虚に受け止めると話した。成績不振で順位が下がり、昇格から遠ざかっているだけに、認めることは認めるという態度だ。

「パフォーマンスや戦術的な問題、ゲームコントロール、監督のミスなどに対する指摘は十分受け入れられる。しかし、本質を抜け出す部分ではないと思う。そういう部分を守ってプレーすることが、韓国サッカーの基盤をより強くすると思う」と強調した。

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