韓国女子バレーの“女帝”キム・ヨンギョンが8月11日、SNSに文在寅(ムン・ジェイン)大統領の祝電をキャプチャし、「ありがとうございます」というコメントをつけた。両手を合わせた絵文字も追加した。
女子バレー韓国代表のステファノ・ラバリニ監督も「祝電に自分の名前があって非常に嬉しかった」とし、「大韓体育会、韓国バレーボール協会、代表スタッフと選手たち、私たちの素晴らしい主将キム・ヨンギョンは、無限の愛と声援を送ってくれたすべての国民に本当に感謝する」と英語のコメントをつけた。
キム・ヨンギョンがあえて大統領の祝電に応えたことには、理由がある。
文大統領は8月8日、公式SNSアカウントを通じて女子バレー韓国代表の選手一人ひとりの名前を挙げながら、特別な激励を送った。
ところが、女子バレー韓国代表が帰国した8月9日の記者会見で、司会を務めた韓国バレーボール協会・広報分科委員会のユ・エジャ副委員長(韓国バレーボール連盟競技監督官)が、大統領の祝電に対する感謝を何度も要求した。
その場でキム・ヨンギョンは、「私ですか?あえて大統領に…」と驚きを隠せなかったが、直後に「良い話をたくさんしてくれてとても感謝する」とまとめた。
その記者会見でユ副委員長は、報奨金6億ウォン(約6000万円)に対する回答も強要し、物議を醸した。それについて韓国バレーボール協会の関係者は、「(ユ副委員長の)直接的な性格がそのまま露出したようだ。悪い意味ではなかった」と釈明した。
そんな司会者の“あきれた質問”が議論となっていたため、キム・ヨンギョンが今回、改めて感謝の気持ちをSNSで示し、事態の鎮静化を図ったと思われる。
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