韓国代表のフェンシング男子エペ団体が決勝戦を前に敗退した。フェンシング韓国代表は7月30日、幕張メッセで開催された東京五輪・男子エペ団体準決勝で日本に38-45で敗れた。
パク・サンヨン、クォン・ヨンジュン、ソン・ジェホ、マ・セゴンで構成された韓国代表は、4強で対戦した日本の壁を超えられなかった。
フェンシングの団体戦は、先に45ポイントを取ったチームか、9試合を戦って合計ポイントの多いチームが勝利となる。
最初の試合に登場したパク・サンヨンは、宇山賢を相手に1-2でリードを許した。2試合目のクォン・ヨンジュンは加納虹輝から1ポイントも奪えず、続く3試合目のソン・ジェホも山田優に完敗し、1-11となり、両チームの得点差は10ポイント差に広がった。
その後の試合でも韓国は差を埋めることができず、8試合目で28-37と9ポイントをリードされた。最後の9試合目でパク・サンヨンが追撃を試みたが、日本が先に45ポイントを奪って勝負が決まった。
これで日本は銀メダル以上が確定。この種目で日本がメダルを獲得するのは初めてだ。
韓国の銅メダル決定戦の相手は中国。両チームの試合は18時30分から行われる予定。エペ団体が決勝に進出することはできなかったが、中国との試合で勝利し、銅メダルを獲得すれば、韓国フェンシングの新たな歴史を作ることになる。
韓国フェンシングはオリンピック団体戦で、これまで男子サーブル(2012年ロンドン、2020年東京で金メダル)、女子エペ(2012年ロンドン、2020年東京で銀メダル)、女子フルーレ(2012年ロンドンで銅メダル)でメダルを手にした。ただ、まだ男子エペ団体戦でメダルを獲得したことはない。
なお今回の東京五輪で韓国フェンシングは、男子サーブル団体で金メダル、女子エペ団体で銀メダル、男子個人サーブルでキム・ジョンファンが銅メダルに輝いている。
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