わかっていたのにやられてしまつた。結局、守備の不安が足を引っ張った。
キム・ハクボム監督率いるU-24韓国代表は7月22日、鹿島スタジアムで行われたU-24ニュージーランド代表とのグループリーグ第1戦で0-1の敗北を喫した。
U-24韓国代表は大会開始前から守備の不安が弱点とされていた。 大会前に行われたアルゼンチン、フランスとの強化試合でも2試合合計4失点し、不安を露にした。
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キム・ハクボム監督は最終メンバーの発表当時、オーバーエイジとしてキム・ミンジェ(北京国安)を選択した。しかし、キム・ミンジェの五輪出場は流れてしまった。五輪は所属チームの同意を得なければ出場できないからだ。
キム・ミンジェは結局、所属チームの同意を得られず、荷造りをした。キム・ハクボム監督は出国前日になってプランBだったパク・ジスを呼び出した。パク・ジスはニュージーランド戦で先発ではなかったが、後半41分になって交代出場した。
ニュージーランド警戒対象の第1順位は、誰が何と言ってもクリス・ウッド(バーンリー)だった。ウッドはイングランド·プレミアリーグで4シーズン連続二桁得点を記録するほど、恐るべき得点力を持つFWだ。
それでも前半は韓国のCBコンビであるイ・サンミンとチョン・テウクがそれなりにうまくウッドを抑えていた。実際、ニュージーランドは前半に有効シュートを一度も記録できなかった。
しかし、後半の一瞬の油断が災いとなった。
これといったチャンスをつかむことができなかったウッドは、ようやくやってきたたった一度のチャンスを得点につなげる底力を発揮した。
後半27分、ジョー・ベルのシュートがチョン・テウクに当たって流れ、これをペナルティボックスの中にいたウッドが右足でシュートして得点に成功した。
サイドバックのイ・ユヒョンがラインを上げたが、ウッドを逃したのが禍根だった。
主審はビデオ判読システム(VAR)を経て、ウッドのゴールを認めた。
黒星スタートとなったU-24韓国代表。守備の不安を払拭しなければ、グループリーグ通過は難しい。
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